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進化を続けるサンプラー『TORAIZ SP-16』がv1.3に!新機能を使ってデモソングからオリジナルのビートを作る

Pioneer DJから発売されているサンプラー=TORAIZ SP-16のファームウェアがバージョン1.3にアップデートされました。Pioneer DJはユーザーの声に真摯に耳を傾けていて、今回のアップデートにもこうしたフィードバックが反映されています。Pioneer DJのフォーラムでも熱い議論や機能要望が寄せられていて、いろんな使い方があるものだ…と勉強になります。英語のフォーラムですがSP-16ユーザーの方は一度覗いてみてはいかがでしょうか。

なお、前回までのSP-16に関する記事の一覧です。

  • MIDIやLFOが追加されたv1.2はこちら
  • SP-16 v1.1を使ったビートメイキングやパフォーマンスについての記事はこちら
  • SP-16 v1.1のレビュー記事はこちら

それではv1.3の新機能を見てみましょう。

  • SCENEのエクスポート・インポート機能搭載
  • SCALEモードで任意の音階を演奏できる機能を搭載
  • 任意のトラックにDave Smith Instruments社製アナログフィルターをインサート可能
  • 新規エフェクトの追加(Phaser/Ducker)
  • BYPASS機能が改善されエンベロープやエフェクトなどモジュール毎にオン・オフ可能

今回も変更点が多いアップデートですが、中には「この機能何に使えるの?」という機能があるかも知れません。今回は、新機能の使いどころのツボとともに動画で解説していきましょう。

デモのサンプルを使ってビートを再構築

最初の動画ではSCENEのエクスポート・インポートについて解説します。この機能が何に役立つかというと、ライブの仕込みをする時に、この曲はプロジェクト1のSCENE1、あの曲はプロジェクト2のSCENE2といった具合に複数のプロジェクトからSCENEを組み合わせることが可能になりました。SP-16ユーザー同士でSCENEのやりとりにも使えそうです。

また、手っ取り早くビートを組みたい時は、この動画のようにプリインストールされているデモプロジェクトからお好みのSCENEを書き出し、空のプロジェクトに読み込むことで手っ取り早くビートを作成することもできます。

※動画では”デモプロジェクトのSCENE2を使用”と紹介していますが、実際に使用しているSCENEはSCENE1です。

演奏できなくても多彩な表現が可能なスケール機能

この動画では、大きく改良されたSCALEモードについて解説します。いままでのスケールは半音階刻みのクロマチックのみでしか演奏できませんでしたが、v1.3からはAbleton Pushのようにメジャースケール(Ionian)/マイナースケール(Aeolian)など様々なスケールでパッドを演奏できるようになりました。この機能を待っていた方も多いのではないでしょうか?

SP-16には22種類のスケールが搭載されていて、動画中では5種類のスケールについてデモしています。まずはAlteredスケールを使ってベースを打ち込みます。

次は同様にAlteredスケールを使ってシンセ・パッドを打ち込んでいきます。気に入ったスケールがあれば、その理論を知る必要もなく演奏できますが、興味を持った方はGoogleなどでそのスケールの理論を調べてみると使いどころがわかって勉強にもなります。

アナログフィルターの質感を楽曲に取り入れる

SP-16の上部には燦然と輝くDave Smith Instruments社製アナログフィルターが搭載されていますが、これまではアナログフィルターのアサインはマスターアウトに固定されていたため、使いどころが限定されていました。これがv1.3で任意のトラックにアナログフィルターがインサート可能になり、色々なフィルターの使い方ができるようになりました。この動画では、そのアナログフィルターについてデモしています。

このフィルターはSP-16の状態と関係なくいつでも操作可能なので、他のトラックを演奏しながらフィルターを操作したりして、演奏の幅を広げられます。

SP-16の内蔵エフェクトは各トラック1系統しか使えませんが、この動画のようにアナログフィルターと併用することも出来ます。また、音作りではエフェクトを加える順番も重要ですが、SP-16はアナログフィルターをインサートする場所を内蔵エフェクトの前段(Pre FX)/後段(Post FX)から選択可能で、音作りの幅も広がるでしょう。ここでは一例としてインサートしたDelayと組み合わせましたが、Distortion等と組み合わせても面白い効果が得られます。

新規エフェクトの実力をチェック

この動画ではSP-16 v1.3で新たに追加されたDuckerとPhaserのエフェクトを紹介しています。DuckerはPioneer DJらしいイマドキなエフェクトで、簡単にあの「サイドチェイン効果」が得られます。

また、動画中でもさりげなく使っていますがv1.3でBYPASS機能が強化され、エフェクトやエンベロープなどのモジュール毎にオン/オフができるようになりました。エフェクト等の効果を確認しやすくなり、音作りに役立つでしょう。

最後の動画は、新規搭載されたPhaserのエフェクトで仕上げをしていきます。このPhaserエフェクト自体はベーシックなものですがFeedbackを上げていった時の質感が良い感じです。

また、このPhaserはマスターにもインサート可能。最初は「マスターにPhaserを加えるの?」と思いましたが、実際に使って見るとPioneer DJのDJミキサーに搭載されているエフェクトのように使えて全然アリだと思いました。

こうして出来上がったビートを聴いてみると、最初の動画にあったトラップのデモプロジェクトからは大分かけ離れた仕上がりになったと思います。

SP-16の本領発揮を感じさせるバージョンアップ

ここまで新しく公開されたSP-16 v1.3の新機能を紹介してきました。SP-16はPioneer DJにとって初めてリリースする楽器だけあって、これまでのバージョンアップはどちらかというと「足りない機能を補った」感がありましたが、今回のバージョンアップで楽器としての本領を発揮し始めた感じがします。

また、動画では紹介していない新機能として、既に発売がアナウンスされているTORAIZ AS-1との連携用トラックの搭載があげられます。現時点ではAS-1発売前なのでこの機能を活用できませんが、この連携用トラックを見てみるとAS-1のパネルには出ていないパラメーターが並んでいます。ということはSP-16とAS-1を組み合わせると、単なる連携だけでなくより深いところまでAS-1をコントロール出来るのでは無いでしょうか?TORAIZシリーズの今後が楽しみです。

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