コンデンサマイクを搭載したiOS対応のオーディオインターフェイスSONIC PORT VXレビュー

アンプシュミレーターのPODシリーズで有名なLINE 6のコンデンサマイクを搭載した、2イン/2アウトのオーディオ・インターフェイスSONIC PORT VX。

SONIC PORT VXは24-bit/48kHzのサウンド・クオリティで、以前ご紹介したSONIC PORTと同様に、主にiPhoneとiPadでのレコーディングを目的としたオーディオ・インターフェイスです。

SONIC PORT VXの主な用途

SONIC PORT VXの主な用途には次の様なものが挙げられます。

  • インストゥルメント入力からのギターとベースのレコーディング
  • AUX入力からのシンセやリズムマシーンなどのレコーディング
  • コンデンサマイクからのボーカルのレコーディング
  • コンデンサマイクからの楽器のレコーディング
  • コンデンサマイクからのフィールドレコーディング

こちらのビデオでは、SONIC PORT VXの想定されるシチュエーションを基にトラックの制作風景が映し出されています。

出典:YouTube

SONIC PORT VXの入出力系統

sonicportvx-review1出典:LINE 6 

SONIC PORT VXの入力には、1/4”TSフォーンプラグに対応したギターとベースの入力、1/8″ミニステレオプラグに対応しキーボードやリズムマシーンなどのラインレベルの楽器の入力を行うAUXが搭載されています。

出力には、1/4”TSフォーンプラグに対応した2つのアウトプットと1/8″ミニステレオプラグに対応したヘッドフォン・アウトが搭載されています。

SONIC PORT VXには、SONIC PORTとの違いにして最大の特徴でもあるコンデンサマイクが搭載されていて、ボーカルや楽器のサウンドをコンデンサマイクから録音可能です。

iPhone/iPadとパソコンで使用可能

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出典:LINE 6 

SONIC PORT VXはiPhone/iPadとパソコンで使用可能です。

SONIC PORT VXをiPhone/iPadと接続する場合は、本体のリアに搭載されている2つの端子の内、下部に配置されているLightning用の端子を使用します。パソコンと接続する場合は、上部に配置されているMicro USB用の端子を使用します。

入力の切替も簡単

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出典:LINE 6 

SONIC PORT VXには、ギター入力、ステレオマイク、モノ・マイク+ギター入力の3つのモードから入力切り替えを行うスイッチが搭載されていて、用途によって選択可能となっています。

キーボードやリズムマシーンなどのラインレベルの機器のサウンドをレコーディングする場合は本体のフロントに搭載されているAUX入力に接続を行うだけです。

この場合スイッチの切替などは必要なく、AUX入力にケーブルを接続するとその他の入力は行えなくなります。

コンデンサマイクの入力レベルはMIC GAINで調整可能です。

ダイレクトモニタリングにも対応

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出典:LINE 6 

SONIC PORT VXに入力されたサウンドは、GaregeBandやCubasisなどのDAWアプリを経由したサウンドのモニタリングと、アプリなどを経由させずにダイレクトにモニタリングを行うDIRECT MONITORモードから選択できます。

入力されたサウンドにエフェクトやEQを加えたサウンドをモニタリングしたい場合はSONIC PORT VXのサイドに搭載されているDIRECT MONITORモードの切替スイッチをオフに、入力されたサウンドをそのままの状態で聞きたい場合はDIRECT MONITORモードをオンに設定します。

DIRECT MONITORモードをオンにした場合は、レーテンシーのないモニタリングが可能となります。

コンデンサマイクの実力は?

SONIC PORT VXの最大の特徴でもあるコンデンサマイクのクオリティは気になるところです。

このコンデンサマイクのクオリティを確かめるために、同じパーカッションのサウンドをSONIC PORT VXのコンデンサマイクとiPadに搭載されているマイクでNative InstrumentsのiMASCHINEにレコーディングしてリズムトラックの制作を行ってみました。

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コンデンサマイクを使用した方が入力レベルが大きいのは当然のことですが、サウンドの重厚さに一番の違いを感じました。iPadに搭載されているマイクでレコーディングしたサウンドには芯がなく軽い感じです。

それぞれのサウンドは一聴して違いが分かるレベルで、サウンドに迫力を加えるコンデンサマイクでのレコーディングは特にボーカルに違いを生み出しそうです。

コンデンサマイクは通常のマイクに比べて高感度で、小さな音も拾ってしまうので、レコーディング時にはエアコンや騒音などへの気配りは必要になります。

卓上用のマイクスタンドを同梱

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出典:LINE 6 

コンデンサマイクからのレコーディングを行う場合はマイクスタンドが必要となりますが、SONIC PORT VXには組み立て式の卓上用マイクスタンドが同梱されています。

付属品のマイクスタンドはプラスチック製なので、一般的なスチール素材のマイクスタンドに比べると安定性に欠けますが、自宅での使用を考えるなら、付属のマイクスタンドでも十分に対応可能です。

付属品のマイクスタンドはあくまでも卓上での使用を考えたものなので、高さの調整が必要と言う場合は、別途マイクスタンドをお求めください。

iPhone/iPadをPOD2.0に変えてくれるMobile POD

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出典:LINE 6 

SONIC PORT VXはLINE 6のエフェクト・アプリMobile PODとの使用により、iPhone/iPadをPOD 2.0に変えてくれます。

Mobile PODはアーティストなどがデザインした10,000以上のプリセットや、32種のアンプ、16種のエフェクト、16種のスピーカー・キャビネットから自由な組み合わでサウンドをデザインでき、いつでも、どこでもトラッキングするための最高の方法を実現します。

Mobile PODは無料ですので、ギタリストやベーシストにはSONIC PORT VXとの併用をオススメします。

 

iPhone/iPadとパソコンに対応したオーディオインターフェイスにコンデンサマイクを搭載した新しいコンセプトのSONIC PORT VXは、幅広いレコーディングに対応しているので、低価格でレコーディング環境を整えたい方や、スタジオなどでの携帯用のレーコディング・ツールをお探しの方にはオススメです。

コストパフォーマンスや手軽さを求められる方は是非チェックを!

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