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Windowsで圧倒的な人気を誇るFL STUDIOを使ってDubstepのビートを作ってみた

前回の「Windowsで圧倒的な人気を誇るFL STUDIOを使ってクラブミュージックを作るためのセットを揃えてみた」ではFL Studioのポテンシャルを引き出すオススメのセットとして、オーディオインターフェイスにSteinbergの「UR22」、MIDIコントローラにNovationの「Launchkey Mini」をチョイスしてセッティングまで完了しました。

今回からは、実際にFL Studioを使ってクラブミュージックを制作してみましょう。

クラブミュージックを象徴するサウンドと言えばビートです。このクラブミュージックにおいて幅広いビートのパターンが特徴的なDubstepのビートを作成し、FL Studioのポテンシャルを見ていきましょう。

クリックするだけで簡単にビートができる!

FL Studioでビートを作成する場合に最適なのがステップシーケンサーです。ステップシーケンサーは視覚的にビートを把握できて、シンプルな操作性で誰でも簡単にビートが作成できそうです。

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画像はステップシーケンサー起動時の状態です。ステップシーケンサーには、ビートのサウンドを構成するKick(赤)、Clap(黄)、Hat(緑)、Snare(青)の4つのサウンドがインポートされています。それぞれのサウンド名の右横に並んでいるボタンをクリックして各サウンドの発音をオン/オフします。

ステップシーケンサーは、ボタンをクリックすれば何らかのビートパターンが作成される、とっても簡易的な仕様となっています。

多彩な音源から好みのビートを見つけられる!

制作に使用するサウンドは画面左側の各ファイルを管理するライブラリー(赤枠部)から探すことができます。ライブラリーをざっと見ただけでも、シンセやエフェクトそしてサンプル音源と、FL Studioは音楽を作るためのサウンドが豊富!もちろんビートのためのサウンドもたくさん用意されています。

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数あるサウンドの中からビートの制作のために選んだものは、FL Studioを起動させた際にデフォルトでインポートされているサウンド。ふだんの制作ではビート選びにそれなりの時間を使いますが、デフォルトのサウンドでビートを組んでみたら、しっくり来たのでこれに決定。ビートの音質も派手過ぎず、かなり好みのサウンドです!最近のソフトウェア音源のサウンドは派手すぎる傾向にありますが、このくらいがちょうどいいですね。

そしてFL Studioに搭載されているデフォルトのサウンドだけで作成したビートのパターンはこんな感じです。

 

それではこのビートがどのように作成されたのかを見ていきましょう。

ファットなDubstepビートもスムーズに作れる!

「ビートを作るには何から始めればいいのか分からない」と言う初心者の方も多はず。ビートの作成にルールはありませんが、キックスネアの作成から始めるのが一般的です。

ビートの制作の前に、BPMと言う曲のスピードを設定する必要があります。今回のビートはBPM 137に設定。それでは低音がドンドン鳴り響くキックとパーンと抜けるようなスネアを入力してみます。

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こんな感じで、どのサウンドがどこに配置されているかが一目で分かるのがステップシーケンサーの特徴です。画像のパターンではビートはこうなります。

 

さらにスネアにインパクトを加えるためにクラップ(手を叩いたような音)を重ね、ビートに動きを持たせるためにさらにキックを加えます。

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ボタンをポチッとするだけであっという間にキックとスネアのビートパターンが完成です。画像のパターンではビートはこうなります。それっぽいビートになってきましたね。

ビートにノリを加えるリズムもすぐに刻める!

チッチッチッチッとリズムを刻むハットはビートのノリを左右するとても重要な要素です。キックとスネアだけの淡白なビートにバランスよくハットを加えることでビートの疾走感や揺らぎをコントロールしてノリを作り出すことができます。しかしハットを単純に配置するだけではノリは作り出せません。作成したキックとスネアのパターンからハットを最適な位置に配置していくことでノリのある踊れるビートが生み出されます。

まずは8分のタイミングでハットを入力してみます。ステップシーケンサーなら8分や16分など等間隔でハットを置いていけるので、とっともラクチンですね。

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画像のパターンではビートはこうなります。ハットを8分のタイミングで入力したことで、逆にDubstepぽさが無くなった印象です。

 

8分のタイミングではいまいちハットがはまらなかったので、ハットを少なめにして、キックとスネアとのバランスを考えて配置してみます。

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やはりここでもステップシーケンサーの視認性の高さが生きてきます。これだけでDubstepのビートのパターンは完成です。画像のパターンではビートはこうなります。

お好みのビートへブラッシュアップ!

ビートのパターンは完成しましたが、よりオリジナリティあふれるビートを作るためには、各サウンドの調整が必要不可欠です。各サウンドを見てみると多彩なパラメータが搭載されているので、これはビートの磨きがいがありそうです。

そもそもなぜ手間をかけてまで各サウンドの調整を行うかと言うと、それはビートの鳴りをもっと良くするためです。ビートはちょっとした設定などで大きな変化を見せるので、積極的なビートの調整をオススメします!

ビートをブラッシュアップすると言うとさらにきれいなサウンドへ磨き上げるようなイメージを持たれるかもしれませんが、FL Studioをはじめとするソフトウェアに搭載されているサウンドは基からきれいなものがほとんどなので、この工程では、きれいなビートを調整して落着きと重厚感のあるサウンドにしてあげます。

各サウンドの調整を行うことで、よりグルーヴ感あふれる前のめりなビートが生まれました。

 

作成したビートは、豊富に搭載されているパラメータから、エンベロープとフィルターそしてタイムストレッチだけをコントロールしたもので、たったこれだけでよりクオリティの高いビートが作成できました。

簡易的なパラメータの調整で自分好みの質感に加工できたことを考えると、FL Studioの音質はやはりいいと言うことが分かります。他のソフトウェアに比べてハードウェアライクなサウンドだなと言う印象です。

豊富に搭載されたパラメータの中でもタイムストレッチは、簡易的なコントロールで劇的にサウンドを変化させることができるので特にオススメの機能です。

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初めてFL Studioを使用してビートを作成してみましたが、ステップシーケンサーによる視認性の高さは、ビートの展開をイメージし易く、とてもスムーズにビートを制作できました。また適当にボタンをクリックしたら、意図せぬかっこいいビートが生まれたりして、そんな気軽な感じもいいですね。

次の工程では、作成したビートにベースやシンセの上音のパターンを作成していき、いよいよトラックの完成型が見えてきます。ビートと上音の融合によりどんな楽曲が生まれるのか?以下のリンクボタンからチェックしてみてください!

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