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『MPC Touch』で直感的にビートメイク!作成したドラムをブラッシュアップしてグルーヴ感をプラス

iPadのようなマルチタッチ・プレイが可能になった「MPC Touch」でトラックを制作しながら、その使用方法と魅力を紹介する連載の第2回。前回はMPCの構造ブラウザについて紹介しましたが、今回はドラムパッドを使用したビートの作成方法、サンプルとノートのエディット方法、プロジェクトの保存方法について紹介します。クオンタイズ、スウィング、エフェクト処理など、ビートメイクに必要不可欠な機能ばかりです。ぜひチェックを!

バッファ・サイズを調整して快適な制作環境を

まずはバッファ・サイズを調整しましょう。バッファ・サイズを小さくすると、パッドを叩いてから音が出るまでの時間、いわゆるレイテンシーが少なくなり、演奏しやすくなります。ただし、バッファ・サイズを小さくすると、パソコンに負担を掛けることになるので、パソコンの動作が重くなり、音飛びが起きたりします。従って、自分のPCのスペックに合わせたバッファ・サイズの調整が必要になります。

では動画を見ながらバッファ・サイズを変更して、レイテンシーを確認してみましょう。動画では「1024 samples」と「128 samples」を比較しています。

動画のように各バッファ・サイズを選択して演奏し、ご自身のPCに最適なバッファ・サイズを設定してください。

コントローラを駆使したビートメイクは直感的

次にコントローラに搭載された便利な機能を駆使して、直感的にビートを作っていきましょう。動画では、次の3つの機能を使って、ビートを作成していきます。

  • ノート・リピート機能によるハイハットの入力
  • フルレベル機能によるキックとスネアの入力
  • クオンタイズ機能によるビートの調整

ノート・リピート機能は、モダンなヒップホップでよく使われる、複雑なハイハットを簡単に入力することができます。フルレベル機能を使うとキック・クラップ・スネアなどのサウンドを、一定のヴェロシティで入力することが可能です。

MPCの初期設定では、クオンタイズがオンになっています。演奏に自信がない場合は、クオンタイズを使用して、タイトなビートを作りあげることもできますし、ビートに自身のグルーヴ感を加えたい場合は、クオンタイズをオフにしてビートを入力してください。

ひと手間加えてビートをブラッシュアップ

それでは、作成したビートをブラッシュアップしていきましょう。動画では、以下の機能を使用して、ビートの鳴りを良くしていきます。

  • スウィング機能を使用してビートにノリを加える
  • クラップのピッチフィルターの調整、リバーブ・エフェクトの追加
  • 各パートの音量の調整

グルーヴを大きく変えられるスウィング機能は、50〜75の値で調整可能で、値を大きくすると、ジャズ的なグルーヴを得ることができ、小さくするとスクエアなビートになります。動画では、ハイパス・フィルターのカットオフをコントロールして余分な低音をカットしていますが、フィルターは簡単なコントロールで音色を調整できるので、積極的な使用をオススメします。

また、MPC には様々なエフェクトが用意されているので、より追い込んだサウンド・デザインも可能です。お持ちの VSTやAudio Unitに対応したプラグインも使用できるので、クオリティの高いトラックも作ることができます。

ここまでの工程を経て、完成したビートがこちらです。


 
シンプルなツールだからこそ、ビートに集中することができ、高速でスケッチすることができました。これがMPCが愛される理由の一つでしょう。

階層ごとに保存できるから便利

ビートが完成したので保存します。MPCでは各階層に準じて、ProjectSequenceProgramごとに保存できます。

mpc-structure-r

動画では、Project、Sequence、Programの保存方法を紹介しています。どれを保存していい分からないという場合は、制作しているトラックの全ての要素が保存されるProjectを保存してください。

パッドにアサインしたドラムキットなどを保存できるProgramは、次にビートメイクをする際にも同じドラム・キットを使うことができます。ドラムなどのパターンを保存できるSequenceは、異なるドラムキットなどに割り当てて使うことができるので、とても便利です。

今回はトラックメイクの核となるビートの制作を、専用コントローラーによる直感的な操作と、PCの画面を使った詳細なエディットについて紹介しました。次回は、付属のプログラムやシンセ音源を使って、ベースやリード・シンセといった「メロディ」を打ち込む方法をご紹介します。お見逃しなく!

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