これまでにもターンテーブルをハックしたユニークな楽器を紹介してきましたが、今回はレコードプレイヤーと紙を使ってシンセサイザーのオシレーターのように様々な波形を生成するシステムを紹介します。
レコード針に取り付けられた白色LEDと光センサー、そしてターンテーブル上に設置された10インチ・レコードサイズの紙製の円盤を使用するこのシステムは、円盤から反射する光の強さを電圧に変換することで、様々な波形を生成します。
出典:YouTube
レコード針に取り付けられた白色LEDの光は、円盤の白い部分では反射が多くなり、黒い部分では少なくなります。この光の反射が光センサーで読み取られることで、白い部分は高い電圧に、黒い部分は低い電圧に変換されます。
白黒2色の円盤であれば、高い部分と低い部分だけがある波形、つまり矩形波になりますし、白→灰色→黒というグラデーションの円盤であれば、ノコギリ波やサイン波などを生成することができます。
このシステムは、「運動、音、電気、光」といった自然界の諸要素の関連性により、波形が生成されるところが素敵です。このシステムを使ったバトルDJスタイルはちょっと面白そうですね。
引用元:Synthtopia