MASCHINE STUDIOチュートリアル STEP 2-1 リアルタイムでのドラムパターンの作成方法

パターン・セクションでは、グループごとのシーケンス・パターンの作成を行います。

MASCHINEには、リアルタイム・レコーディングステップ・レコーディングの2つの録音方法があります。1つ目の録音方法のリアルタイム・レコーディングでは、リアルタイムにドラムパッドを叩いてパターンを作成します。

*MASCHINEが再生中の場合は、PLAYボタンを押して停止してください。

リアルタイム・レコーディングでのドラムパターンの作成方法

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*上部のコントローラ上の数字と下記操作手順の数字は一致しています。下記操作手順の数字とコントローラ上の数字を参照して操作を行ってください。

1. 新たなパターンとしてPATTERN 3を作成します。PATTERNボタンを押しながら、ドラムパッド3を押してPATTERN 3を作成してください。
下の画像のように空のパターンが作成されます。

*808 Kitをロードした場合、2つのデモトラックが存在するため、新たなパターンはPATTERN 3以降に作成する必要があります。

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2. TAPボタンを押しながらジョグホイールを回して、任意のBPMを設定してください。

3. MASCHINE STUDIOのコントローラでは、常に同じベロシティ値によりサウンドを発音させるフィックスド・ベロシティ・モードが搭載されています。これにより、出力される音量にばらつきがなく一定の音量でサウンドを発音させることが可能になります。

フィックスド・ベロシティ・モードを使用する場合は、PAD MODEボタンを押しながらディスプレイ上部の8つのボタンの左から4番目のFIXED VELボタンを押してフィックスド・ベロシティ・モードをオンにしてください。

PAD MODEボタンを押しながらPageボタン”▶”を押してページを切り替え、ディスプレイ下部の8つのノブの左から1番目のノブを回して、ベロシティを任意の数値に設定してください。

4. RECボタンを押して録音待機状態にしてください。

5. METROボタンを押してメトロノームをオンにしてください。
*メトロノームをオフにする場合はもう一度メトロノームボタンを押してください。

6. RESTARTボタンを押して、シーケンスを最初から再生させ録音を開始してください。

7. 任意のドラムパッドを叩いてパターンを録音してください。録音した情報は、下の画像のようにカラーリングされたグリッドにより分かり易く表示されます。

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8. 上部画像のように録音したドラムパターンのタイミングがずれている場合は、クオンタイズ機能を使用してタイミングのずれを修正します。クオンタイズ機能を使用する場合は、QUANTIZEボタンを押してください。

クオンタイズ修正後の録音されたパターンは、下の画像のようにグリッドのラインに沿ってきれいに整えられます。

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RECボタンを押して録音状態を解除してください。

実行した操作を元に戻すアンドゥ機能

UNDOボタン(上部コントローラ画像黄色の三角マーク)を押すと実行した操作を取り消し、操作する直前の状態に戻ります。
パソコンの”command + Z”の操作と同様の機能です。

録音したパターンの一部を削除する方法

再生中にERASEボタン(上部コントローラ画像青色の三角マーク)を押しながら削除したいドラムパッドを押してください。再生位置上のサウンドが削除されます。
この機能は、作成したパターンの一部だけを修正したい時に有効です。

次のページでは、ステップ・レコーディングによるドラムパターンの作成方法について紹介しています。

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