はじめてのレコードプレイヤー購入のために知っておきたい7つのこと

空前のレコードブームで様々なアーティストがこぞってレコードをリリースするなか、レコードを聴いてみようかなと考えている方も少なくないかと思います。でもどんなレコードプレイヤーを購入したら良いのかわからないですよね。

そこで今回は、レコードプレイヤーに関する基本的な知識を紹介して、購入時の疑問解決を手助けしたいと思います。

1. レコードプレイヤーにかける予算

予算に余裕がある場合は、アンプやスピーカーなどのオーディオ・システムにレコードプレイヤーを組み込むことができますし、そうでなければ、それらが一体となったオールインワン・モデルという選択肢があります。

オーディオ・システムにレコードプレイヤーを組み込むのであれば、予算全体の50%をレコードプレイヤーに割り当てることをおすすめします。なぜなら、音の入口であるレコードプレイヤーが音質を左右するので、ここで失われた音質は以降のシステムで取り戻すことができないからです。

arm-sound-retro-audio-19951

2. レコードを聴くために必要な機器

レコードを聴くためには、レコード針、フォノイコライザー、アンプ、スピーカーが必要です。これらを組み合わせて、自分好みのサウンドにカスタマイズできるのが、アナログの醍醐味。どの機器もローエンドからハイエンドまで、幅広くラインナップされているので、予算に応じて選択してください。

speaker-placement-eyecatch

3. 入門者にオススメなオールインワン・モデル

オーディオの知識に不安がある初心者の方には、レコードを聴くために必要な全ての機能を搭載したオールインワン・モデルのレコードプレイヤーがオススメです。オールインワン・モデルなら、コンセントにつないで電源を入れれば、すぐにレコードを楽しむことができます。

1万円程度で購入できる、オールインワン・モデルのレコードプレイヤーも多数リリースされているので、低コストでレコードを聴き始めたいという方にはオススメです。

maxlp_weblarge_02

4. 新品 or 中古?

中古のレコードプレイヤーを買えば、かなりお得な場合があります。ヤフオクやeBayには状態が良く、コストパフォーマンスに優れたレコードプレイヤーがたくさん出品されています。例えば、80年代のハイエンドなレコードプレイヤーは、比較的に安いのでお買い得です。

しかし、中古の購入には製品知識が必要なので、知識がない場合には逆に失敗してしまうこともあります。。オーディオの知識に不安がある方は、新品を買っておいたほうが無難かもしれません。

5. 最適な設置場所

レコードプレイヤーは水平で、操作しやすいところに設置してください。この条件を満たしていれば良いので、例えばIKEAのパーツを使って設置台をDIYすることも可能です。こだわり派の方には、レコードの収納と一体型のオシャレなインテリアもあります。

atocha-design-2

6. セットアップは難しい?

オーディオシステムと聞くと、なんだかセットアップも難しそうに感じてしまいますよね。確かに古いモデルやハイエンドなモデルではセットアップが難しいかもしれませんが、最近の一般的なレコードプレイヤーは手間いらず。家電と同じように、2、3分もあればすぐにセッティングできます。

7. レコードプレイヤーに搭載されるその他の機能

最近のレコードプレイヤーには、再生以外の機能が搭載されているモデルがあります。このような機能についても購入する前に確認しておきましょう。例えばヘッドフォン端子や、フォノ・アンプがレコードプレイヤーに搭載されているモデルもあります。フォノ・アンプはレコードの信号を大きくするためのものなので、この機能が搭載されている場合は別途フォノ・アンプは必要ありません。(パワーアンプは必要です)

またUSBポートが搭載されているモデルもあり、この場合は、レコードのサウンドをPCに取り込んで、デジタルファイル化することも可能です。

first-turntable-guide-eyecatch

入り込めば奥が深いオーディオですが、手頃なオールインワン・モデルなら、誰でも簡単にレコードの世界に入ることができます。ぜひこちらの内容を参考にして、素敵なレコードライフを!

引用元:The Vinyl Factory
トップ画像:StockSnap.io