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エレクトロニック・ミュージックを中心に良質な作品のリリースを続ける日本国内のインディー・レーベル【Vol.5】

「エレクトロニック・ミュージックを中心に、国籍、ジャンル、シーンの枠に縛られず良質な作品のリリースを続ける日本国内のインディー・レーベル」をご紹介させていただくシリーズの第5回目は、東京を軸にアイスランドにも拠点を置いているnothings66 records

2010年初頭にレーベルの第1作目となる、様々な国のアーティストが参加したコンピレーション・アルバムをリリース後、これまでに日本のアーティストとアイスランドのアーティストのアルバムをリリース。オリジナル作品のリリースは、レーベル開始以降5年で5タイトルとリリースのペースはやや緩やかながらも、1,2年に一度届くレーベルからの素敵な便りのような高品質な作品のリリースを続けています。ビジネス的な面やシーンの状況などを変に意識せず、世に出したい、出すべき作品がある時にリリースするという姿勢を持った、今後の動向も楽しみな信頼の置けるレーベルのひとつです。

Various Artists : Duskscape Not Seen

記念すべきリリース第1作目となる、エレクトロニカ〜エクスペリメンタル〜アンビエント・シーンなどで活躍するアーティスト達を集めたコンピレーション・アルバム。通好みの人選でいて、なおかつ入門編としても幅広く多方面の層にもアピールできる、レーベルのキュレーションのセンスが光る素敵な好コンピ。

出典:bandcamp

Sketches For Albinos : Days Of Being Wild And Kind

コンピ『Duskscape Not Seen』にも参加していた、アイスランドのSketches For Albinosの2010年作のアルバム。アイスランドのアーティストならではの儚い寂寥感のある美しいサウンドによるポストロック+エレクトロニカ+アンビエント作品。

出典:Soundcloud

Ametsub : All is Silence

PROGRESSIVE FOrM、Mille Plateauxという日本とドイツの名門からそれまでアルバムをリリースしていた、東京のAmetsubの2012年作の3rdアルバム。この人気アーティストのリリースにより、レーベルの名もさらに以前より浸透することに。コアなリスナーをうならせる高度なレベルの作品であると同時に、多くの一般的なリスナーにも受け入れられるであろう間口の広い綺麗でメロディックな作品でもある、エレクトロニカ〜IDMファン全方位にオススメな傑作。

出典:YouTube

moshimoss : Endless Endings

1stアルバムをアメリカの好レーベルDynamophoneからリリースしていた、山梨在住のKosuke Anamizuによるmoshimossの2013年作の2ndアルバム。アイスランドのSigur Rosも思わせる、リスナーを非現実的な時間が流れる感動的な世界へと導く、もの悲しくも美しいアンビエント作品。Ametsubに次いでこちらも傑作。

出典:YouTube

Ozy : Distant Present

現状でのレーベルの最新作。90年代後期〜00年代初頭にThule、Force Inc.、TrapezなどからリリースしていたアイスランドのOzyの、アルバムとしては13年振りのリリースとなる2015年作のアルバム。活動初期のアンビエント・テクノ〜ダブ・テクノに、ダブ・ステップ〜ベース・ミュージック、ドローン〜シンセ・リバイバル、エクスペリメンタル・テクノなどの昨今のシーンともリンクする多様性のあるサウンドも溶け込ませた多彩なエレクトロニック・ミュージック。

出典:YouTube

フロア映えするビート・トラック、雄大な世界観に浸れるリスニング向けのアンビエントなど違いはありますが、どのアルバムもレーベルの芯の通った姿勢が感じられる好盤揃いです。まだカタログ数もあまり多く無いこともあり、一気に全タイトル揃えやすいレーベルでもございますので、もし気になられましたらぜひすべてまとめてチェックしてみてください!

nothings66 recordsのウェブサイトをチェック

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