昨今のレコードブームが、実はYouTubeやSpotifyといった無料のストリーミングサービスが一因となっているとしたら、意外に思われる方も多いのではないでしょうか?
ICMの調査によると、現代の音楽ファンはYouTube、Soundcloud、Spotifyといった無料のストリーミングサービスで音楽を探してから、レコードの購入を決めているそうです。さらにBuzzAngleのデータによると、アメリカのレコードの売上は、2015年上半期と2016年上半期を比べると17%増加していますが、アルバムセールスは14%、デジタルセールスは17%、CDは11%減少しています。
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これらのデータから、無料のストリーミングサービスが、レコード以外の媒体のセールス減少と、レコードのセールス増加に寄与していることが理解でき、音楽の購入方法が新たなフェーズに移行していることが分かります。
リスナーは無料のストリーミングサービスで好きな音楽を探しています。アーティストは、ストリーミングに敵意を向けるのではなくて、新たなプロモーションの1つとして、その有効な活用方法を探るべき時代にいるようです。
引用元:Digital Music News
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