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パンニングの調整だけで絶妙なミックスバランスを生み出す方法

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皆さんは、パンニング(以下パン)をどのように使用していますか?パンを効果的に使用することで空間を生み出し、トラックのクオリティを向上させることができます。

通常ミックスに広がりと空間を与えるには複雑な作業が必要ですが、シンプルなパンの調整だけで、簡単に広がりと空間を得ることができます。ここでは、パンの基本的な使い方をお伝えします。

低音はセンターに

良いミックスには芯があります。トラックの芯となるサウンドは、ステレオイメージの中心に配置する必要があります。センターには何を配置するべきでしょうか?

センターに配置するサウンドがトラックのバックボーンとなる

キック、ベースなど120hz以下の低域のサウンドをセンターに配置するとトラックが安定します。トラックにリードボーカルがある場合は、リードボーカルもセンターに配置します。コピーしたボーカルにエフェクトを加えて、左右にパン振りしてみると、トラックが安定する位置がどこなのか理解できるかもしれません。ボーカルは基本的にセンターに配置するのがルールなので覚えておいてください。

パン振りは思いきりが大切

初めてパンを使用する場合、どの位置がちょうど良いのか分からないかもしれません。初めての場合は、少しパンを振る程度で満足してしまうかもしれませんが、これはありがちな間違いで、ミックスが余計に聴きづらくなる原因となります。パン振りする場合は、左右や中央に思い切りパンを振ってください。

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まずは左右にパンを振り切ってみましょう。すぐにミックスの空間とルームに余裕が生まれるはずです。

各パートの周波数帯域を把握する

次に、どのサウンドをどこに配置するかを決める作業について紹介します。全ての低音はセンターに配置しますが、他のサウンドは左右に振って調整してみましょう。

音の配置を決める時は、周波数を分析しよう

同じ周波数帯域に2つのサウンドが存在する場合は、一つのサウンドを左に、もう一つのサウンドを右にパン振りしてください。例えば、ピアノのパートとシンセのパートが重なり合いシンセが埋もれてしまった場合、シンセを左側に振り、ピアノを右側に振ります。

周波数と言われても、各サウンドの周波数帯域を聴き分けることができないという方も多かと思います。そんな時は、周波数を視覚的に確認できるアナライザーを使って、どの音が同じ帯域にあるかを見極めてください。各サウンドの周波数帯域を確認してから、適宜パン振りを行ってください。

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ミックスバランスに気を付ける

偏ったミックスはとても聴きづらくなります。従ってミックスが偏らないように、バランスには気をつけてください。

サウンドが片方だけに寄り過ぎていないかミックスをチェックしましょう

例えば、サウンドを右側だけに寄せて左側には何も配置しない状態にすると、耳が混乱してしまい、聴いていて疲れてしまいます。原則として、両側に同じ割合でサウンドを配置してください。ミックスは左右ペアで構成されていると考え、バランスを取るよう心掛けてください。

ステレオイメージをヘッドフォンで確認する

音の定位はヘッドフォンで確認してください。モニタースピーカーでパンがどのあたりに設定されているのかを確認することもできますが、オープンルームではどうしても両方の耳に音が入ってきてしまいます。従ってミックスバランスは、ヘッドフォンで確認することをオススメします。

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それぞれのパートがどの位置に配置されているかを把握して、各パートの配置図をイメージすることが大切です。

パンを自動化してみる

ミックスにスペースができたら、音を動かしてみましょう。オートパンを使うと、特定の音をトラックのステレオ・スペクトラム上で自動的に動かすことができます。オートパンは特に、アンビエントのレイヤーや目立たない程度のパーカッションに有効です。

一般的なDAWには、オートメーション機能が搭載されています。これらの機能を使って、最適なオートパン設定を見つけてください。

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オートパンは音に動きが欲しい時や、レイヤリングにも最適です。オートパンによって生まれた空間は、ミックスの左右の広がりを際立たせてくれます。

まとめ

ここで紹介したパンの基本的な使い方で、ミックスに大きな違いが生まれます。ミキシングにおける全てのことと同様に、パンもクリエイティブでなければいけません。多くのことを試して、あなたのトラックに最適な定位を見つけてください。

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引用元:LANDR

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