作曲家でサウンド・アーティストの Adam Basanta により制作されたサウンド・インスタレーション「The sound of empty space」。この作品は、自己生成するマイクのフィードバックとスピーカー、およびそれらのコントロールによる周囲の音響環境間の関係性により創り出されています。
出典:vimeo
マイクをスピーカーに近づけると「ピー」や「キーン」などの不快な音が発生します。いわゆるハウリングと言われるものですが、おそらくこの作品は同様の原理を基に、それぞれの距離感などをコントロールしてアンビエント的な心地よいサウンドを作り出しているようです。ミニマルミュージックにも似たサウンドの変化についつい聴き入ってしまう作品です。