オランダのカスタムコントローラ・メーカーのSoundForce Controllers。彼らの手掛けるコントローラは、電子楽器の名機を現代風にアレンジしたデザインで、ソフトウェアをハードウェアに変えてくれます。このSoundForce Controllersが発表した、Minimoog風のコントローラ「SFC-Mini」も洗練されたデザインで、手元に置いておきたくなる一品です。
Minimoogをモデリングしたソフトウェアを、本物のMinimoogみたいにコントロールしましょうという、とっても潔いこのコントローラSFC-Miniは、たとえば、Arturia / mini Vや、Native Instruments / Monarkのようなプラグイン・シンセだと特に威力を発揮します。
出典:YouTube
SoundForce Controllersはこれまでにも、同様の発想のコントローラをリリースしています。
スイスのソフトウェアメーカーTALのU-NO-LXというソフトに対応したMIDIコントローラ「SFC-60 」は、Rolandの伝説的なシンセのJUNO-60の操作性を再現しています。
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同じく、TALのプラグインシンセBassLine-101に対応したMIDIコントローラ「SFC 101」は、ソフトをRolandのシンセSH-101のようにパフォーマンスすることができます。
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紹介した各機種は、特化型のコントローラではありますが、MIDIのマッピングができるソフトなら、自分でMIDIをアサインして使用することは可能です。DAW主流の現代では、多くのMIDIコントローラがリリースされていますが、意外にもノブだけとか、フェーダーだけとか特化したコントローラって少ないんですよね。
こだわればこだわるほど、そのような特化したコントローラの必要性が高まったりもしますが、そんなこだわりのアーティストをサポートしてくれる、SoundForce Controllersには、今後もソフトを楽しくしてくれるコントローラのリリースを期待したいですね。新しいコントローラ「SFC-Mini」は、今年の秋に最終バージョンのリリースが予定されています。気になる方はチェックしてみてください。
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