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14台のウォークマンを駆使して、伝説的なキーボードを再現。カセットテープを演奏する「Sony Mellotron」

メロトロンという楽器をご存知でしょうか?1963年にイギリスで開発されたメロトロンは、ビートルズやキング・クリムゾン、そしてレッド・ツェッペリンなどの超一流アーティストに愛用された、サンプリングプレイバック・キーボードの草分け的存在です。

その発音構造はとても独特。本体には鍵盤数と同じ数のテープと、テープの再生ヘッドが装備されています。鍵盤を押すことで、それぞれのテープに録音されているキーに応じた音程の音が再生されます。テープは3トラックに分かれていて、音色の選択はヘッドを移動させて行います。

この伝説的なキーボードを、Luke Randallという男性が、14台のSONY社製ウォークマンを使って自作。その名も「Sony Mellotron」です。それぞれのウォークマンには、LチャンネルとRチャンネルに異なる音を収録したカセットテープが挿入されており、鍵盤を使って最大28のサウンドを演奏することができます。

なかには、レゲエやコーラスのサンプルが収録されていたりと、本家Mellotronにも劣らない、サンプルプレイバック・キーボードとしてのポテンシャルの高さが伺えます。また、カセットテープを使ったランダム・サンプリングも可能とのことで、製作者はSony Mellotronについて、ランダムなノイズを生成する無限の可能性を秘めていると語っています。

アナログ・カセットテープの持つ個性的なサウンドキャラクターと、意図しない偶然性が相まったSony Mellotron。デジタルなものに囲まれて生活する今だからこそ、より愛おしく思える楽器ですね。

参照:Synthtopia

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