打ち込みで音楽を制作する場合に欠かせないのがシーケンサーですが、このシーケンサーの使い勝手がホストとして使用される製品の優劣を決める大きな要素です。
シーケンサーと言っても多くの種類があり、この操作が難しいためにせっかく買った製品の使用を諦めてしまうと言うこともあるのではないでしょうか。
アプリでも多くのシーケンサーがリリースされていますが、その中でもタッチするだけで誰でも簡単に音楽を制作できる、オススメのアプリを紹介します。
4つのタッチストリップでパターンをコントロールするEarhoof
かなり個性的なユーザーインターフェイスで、一見するだけでは何のアプリなのか不明なEarhoof。Earhoofには、4つのタッチストリップが搭載されていて、それぞれに異なるシーケンス・パターンがアサインされています。
この4つのタッチストリップにタッチしたりスライドさせるだけで、シーケンス・パターンが再生されます。
Earhoofのサウンドはサンプルベースとなっていて、最大で5つのサンプルをアサインすることができるので、例えばドラム、ベース、シンセのサンプルをアサインしてこれを指一本で同時に再生させたり、異なるシンセのサンプルを混ぜ合わせて新たなサウンドを作り出すことも可能です。
シーケンス・パターンも簡単に変えられ、シーケンスをしっかり組むと言うよりは、シーケンス画面を適当にタッチしてその結果を確認しながらオリジナルのパターンを作成していくと言う、かなりラフな感じでに扱えるところがいかにもアプリ的で、誰でも気軽に楽しめます。
Earhoofは、App Storeで¥500で販売されています。
出典:YouTube
ループを劇的に変化させるSequential for iPad
標準的な16ステップのシーケンス画面で、愛着を感じるSequential。Sequentialは、シーケンサーと言うよりはサンプル・プレイヤーと言うニュアンスが強く、オーディオのループ素材をアサインして、このループを簡単に変化させることができます。
通常のステップ・シーケンサーでは、縦に並んでいるものがトラックで、各トラックのサウンドを横軸のステップで入力してシーケンスを組んでいきますが、Sequentialの場合、縦軸がトラックではなく、フィルターやビット・クラッシャー、オシレーターなどの12個のサンプルに変化を加えるエディット・メニューとなっています。
このステップ入力のボタンを適当にタッチするだけで、アサインしたループ素材を劇的に変化させることができるので、1つのループから複数の新たなループを作り出すことができます。
Sequentialは、App Storeで¥500で販売されています。
出典:vimeo
それぞれのアプリは共に、タッチするだけでいろいろな変化を楽しむことができるので、考えずに気楽に使えるところがいいですね。
気になる方はぜひチェックを!