定番となる機材の条件とは何でしょうか?
シーケンサーを選ぶ基準は機能と使いやすさです。シンセサイザーやオーディオ・インターフェイスを選ぶ基準は音質です。この条件を当り前に満たしつつ定番となる機材の共通点としてデザイン性があげられます。
RolandのTR-808、TB-303、AKAIのMPC 3000、MoogのMini Moog、Sequential CircuitsのProphet-5など、いわゆる銘機と言われる機材のルックスはどれも素晴らしいものばかりです。
New Balance 1500 カスタムモデル
DJ機器においても定番として愛される機材が存在しますね。
言わずと知れた、TechnicsのSL-1200シリーズです。
SL-1200自体やTechnicsのロゴをイメージさせるデザインをたびたび目にしてきましたが、アメリカのカスタム・シューズ・ブランドのRevive Customsが制作した、New Balance 1500のカスタムモデルもその1つです。
SL-1200シリーズの象徴でもある、ターンテーブルに刻まれたストロボを模したデザインが印象的ですが、本来なら1500と刺繍されるところに1200と刺繍されているところにセンスを感じます。
バックにはもちろんTechnicsのロゴ。控えめなデザインで、非常に良くカスタムされていますね。
NIKE KD 6 カスタムモデル
そんなRevive Customsが、新たにNIKEのKD 6をカスタム。今回は、Seratoのデッキに表示される波形を使用したデザインとなっています。
Seratoの特徴の1つのマルチカラーによる波形表示が、今っぽいデザインを引き出していますね。こちらもナイスなデザインです。
代表的なDJソフトウェアの1つのSeratoがデザインに用いられると言うことは、それほどにパソコンでのDJが認知されていると言う証拠でもあります。
紹介したNew Balance/1500とNIKE/KD 6は、カスタムメードのため、ともに非売品なのが残念ですが、見ているだけでもマニア心をくすぐられますね。