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GEAR

シンプルなフレーズから緻密なサウンドを生み出す驚異のエフェクター『MOLEKULAR』

作成したシーケンスパターンやサンプルを簡単にカッコいいフレーズにしたいと思うクリエイターは多いと思いますが、Native Instrumentsからリリースされたモジューラー・エフェクターのMOLEKULARなら、この願いを可能にしてくれます。

MOLEKULARは、35種類のエフェクトと多彩なモジュレーション、ルーティングの組み合わせにより、入力したサウンドに無限の効果を与えることができ、単純なシーケンスパターンやサンプルをイメージの遥か先へと導いてくれます。

MOLEKULARは、以下の3つのセクションにより驚きのサウンドを生成してくれます。

多彩なサウンドを創りだす豊富なエフェクト

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MOLEKULARにはDSPと言われる35種類のエフェクトが搭載されています。

DSPはエフェクトのタイプ別に4つのスロットに分かれており、それぞれのスロットで個別のエフェクトをアサインできます。

  • DSP 1スロット:7つのピッチ/リゾネーターを搭載し、主にパーカッシブなサウンドからメロディックなアルペジオを生成します。
  • DSP 2スロット:9つのディレイ、スタッター、グリッチを搭載し、新たなリズムの生成や、カット、グリッチ効果を加えます。
  • DSP 3スロット:8つのフランジャーやコーラスなどのエフェクトを搭載し、サウンドに汎用性を持たせます。
  • DSP 4スロット: 6つのダイナミクスとディストーションを搭載し、サウンドにエッジとグリットを加えたり、汚すことができます。

あらゆる動きを可能にするモジュレーター

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MOLEKULARには、入力されたサウンドのモジュレーションをコントロールする16個のモジュレーターが搭載され、モジュレーションソース別に4つのカテゴリーに分けられています。

最大で4つのLFO、ステップ・シーケンサー、トリガー・シーケンサー、ロジック・モジュールを組み合わせ、 繊細なエフェクト処理から破壊的なサウンドの生成まで、あらゆる効果を得ることができます。

  • LFO:自由にカスタマイズ可能な4つのLFOには、サイン、トライアングル、スクエアパルスなどの波形が搭載され、波形のカーブをコントロールして独自のバリエーションを作成できます。
  • ステップ・シーケンサー:4つのステップ・シーケンサーを使用して、複雑なリズムを簡単に組み立てることができます。ランダムモードにより、さらに劇的な効果を得ることも可能です。
  • トリガー・シーケンサー:エンベロープをコントロールする3つのトリガー・シーケンサーを搭載し、サウンドにアクセントを加えます。
  • ロジック・モジュール:4つのロジック・モジュールでは、サイズの変更、クロスフェード、モジュレーション・ソースの差し替えなどによる不規則な変化で、サウンドに勢いを与えます。

自由度の高いルーティング

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ルーティング・セクションでは、DSP 1スロットからDSP 4スロットのルーティングが可能です。

エフェクトの自由な配列と経路の設定は、入力したサウンドの変化にさらなる可能性を提供します。

MOLEKULARのコントロールの中心部モーファー

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MOLEKULARが独創的なエフェクターである理由とも言えるモーファーには、A・B・C・DとBASEの5つのポイントそれぞれで、M1からM4と表記された4つのMACROのパラメータを基にしたプリセットが保存されています。

例えば、モーファーの位置を表すカーソルがBASEにある場合にAを選択すると、モーファーの位置を表すカーソルはBASEからAに移動します。このカーソルが移動する際に、BASEのパラメータ・プリセットからAのパラメータ・プリセットへモーフィングされ、サウンドが変化して行きます。

MOLEKULARの特徴的な機能のモーファーによるサウンドへの効果は未知数です。

簡易的なサウンドデザインを可能にする豊富なプリセット

MOLEKULARは、上記の各セクションに搭載されたパラメータをコントロールして多彩なサウンドを生成することが可能ですが、豊富なエフェクトの組み合わせやモジュレーションのコントロールなどには、それなりの専門知識を要します。

しかしMOLEKULARには、専門知識を必要とせず誰でも簡単に効果的なサウンドを生成するために、豊富なプリセットが用意されています。

MOLEKULARのプリセットは、Melodic、Rhythmic、Frequency Shaper、Soundscapes、Abstract、Single DSPの6つのカテゴリーに分けられており、幅広いサウンドの生成を可能とします。

出典:YouTube

それでは、実際にMOLEKULARにサウンドを入力してその効果を確認してみましょう。
まずは、Reaktorで2小節のドラムのループを作成しました。作成したドラムループはこんな感じです。

それでは、このドラムループをMOLEKULARに入力してみます。プリセットは、Lee Stereeneを使用しました。

いかがでしょうか?若干のパラメータの調整は行っていますが、ほぼプリセットの状態で使用しています。恐るべき、効果を発揮してくれますね。

次に、再生中にモーファーのA・B・C・Dを選択してモーフィングさせます。

このようにモーファーのA・B・C・Dを選択しただけで、簡単にサウンドの表情を変えることができます。モーファーのA・B・C・Dに対して個別にMACROの設定を行うことで、好みの変化を与えることも可能です。

まとめ

MOLEKULARには、サウンドを劇的に変化させるための多くのパラメータが搭載されていますが、簡単な操作で効果的なサウンドを生成することを目的としており、モーファーやMACRO、豊富なプリセットによりこれを可能にしています。

オートメーションによるエフェクトは、なかなか好みの効果を得ることができず、逆に扱いづらいと言うこともありますが、MOLEKULARはその辺もクリアしており、即戦力間違いなしです。

このクオリティであれば、2小節くらいのドラムループから1曲を完成させることも可能です。

誰でも簡単にプロレベルのサウンドデザインを可能にしてくれるMOLEKULARは、特にテクニカルなサウンドを必要とするクラブミュージックやTVや映画などの音楽制作などに適しています。

MOLEKULARはデモバージョンが用意されているので、購入前に自身の環境でその効果を試すことができます。

簡単な操作で劇的にサウンドを変化させるMOLEKULAR、かなりオススメです!!

メーカーサイトで詳細をチェック

トップ画像出典:Native Instruments

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