Native Instruments(以下、NI)の音楽制作ソフトMASCHINEの新しいハードウェアMASCHINE MK3と、MIDIキーボードKOMPLETE KONTROLの新モデルKOMPLETE KONTROL MK2が発表されました。
NIの新たなデザインで統一された新製品は、KOMPLETEやMASCHINE、そしてNKSプラグインなどに最適化されたレイアウトとなっており、これまで以上の直感的なワークフローを可能にします。
MASCHINE MK3
MASCHINE STUDIOと同様に2つの高解像度カラースクリーンを搭載したMASCHINE MK3は、ハードウェア上でのサウンドのブラウズやエディット、サンプルのスライスなどのメニューがわかりやすく表示され、よりフィジカルに音楽を制作することができます。
さらに96kHz / 24bitに対応したオーディオインターフェイスが搭載されており、ライブやスタジオでの制作など、持ち運びにも最適です。
MASCHINE MK3の販売価格は¥72,800(税込)で、2017年10月6日販売開始予定。現在NIオンラインショップにて予約受付中です。
主な特徴
- サンプルのスライス、サウンドの調整、ノートエディット、ミキシング、ブラウジングなどを詳細に行える2基の高解像度RGBカラーディスプレイを装備
- 多用する機能に特化したファンクションボタンを搭載
- フィンガードラミングに最適な大型の超高感度パッドを16個装備
- 96kHz / 24bit対応オーディオインターフェイス:¼”TRSライン出力(×2)、¼”TRSライン入力(×2)、¼”ダイナミックマイク入力、ステレオヘッドフォン出力、 MIDIイン(×1)、MIDIアウト(×1)、フットスイッチ(×1)
- パラメーターの調整が可能なタッチセンサー式ノブ
- ノートのストラミング、サウンドのピッチベンド、FXのパフォーマンスなどを操作するSmart Strip
- ブラウズ、ナビゲート、レベルやバランスの調整に便利な4方向プッシュ式エンコーダー
- USB 2.0バスパワー駆動および付属ACアダプターによる電源供給が可能
KOMPLETE KONTROL MK2
旧モデルのワークフローを拡張したKOMPLETE KONTROL MK2は、新たに17個のファンクションボタンと、2基の高解像カラーディスプレイを搭載。ハードウェアから、サウンドのブラウズやプレビューなどが可能になりました。さらに、ハードウェアからのプロジェクトのミックスやナビゲート、エディットも可能で、DAWやMASCHINEとの連携が強化されています。
また、新たにピッチベンドとモジュレーションホイール、横向きのタッチストリップが搭載されており、多彩な音楽表現が可能になります。
KOMPLETE KONTROL S49の販売価格は¥69,800(税込)、KOMPLETE KONTROL S61の販売価格は¥79,800(税込)で、2017年10月6日販売開始予定。現在NIオンラインショップにて予約受付中です。
主な特徴
- プロ仕様Fatar社製セミウェイト・アフタータッチ付きキーボード(49鍵または61鍵)
- 人間工学に基づいたデザインのピッチベンドとモジュレーションホイール、タッチストリップによるエクスプレッションコントロール
- ブラウズ、サウンドの調整、ミックスなどが可能な高解像度カラーディスプレイを2基搭載
- 各鍵盤上のRGBライトによりドラムセル、キースイッチ、コード、スケールなどを表示するLight Guideを装備
- Smart Play機能によりLight Guideでスケールとモードの確認、1つのキーでコード進行やアルペジオの演奏、各スケールを白鍵のみに配置が可能
- MASCHINEソフトウェア/ハードウェアとのスムーズな連携
- Logic Pro X、Ableton Live、GarageBandを直感的にコントロール(CubaseとNuendoとの統合はリリース以降に予定)
- サウンドのブラウズやプロジェクトのナビゲートを片手で行える4方向プッシュ式エンコーダーを搭載
- アサイン可能な2系統のペダル入力端子
- MIDI イン / アウト
- USB 2.0バスパワー駆動
メーカーサイトでKOMPLETE KONTROL MK2の詳細をチェック
ソフトウェアとハードウェアの統合システムを追求するNIならではの新製品は、その道のりにおいて大きな節目となりそうです。これまで蓄積されたNI独自のノウハウが詰め込まれたMASCHINE MK3とKOMPLETE KONTROL MK2は、さらなる直感性とクリエイティブを提供してくれそうです。