Moogからリリースされたセミモジュラーシンセ『Mother-32』。シンセを象徴するMoogのプロダクトなので、いつも通りに指をくわえて眺めるだけかと思いきや、市場価格はなんと599ドル。逆に手の届く範囲で、物欲をそそられてしまいそうなMother-32は、いわゆるモジュラーシンセのようにパッチングしなくてもサウンドを生み出すことができます。
アナログのMother-32には、1オシレーターのシンセボイスとMoogおなじみのLadderフィルターを搭載。32個のオーディオパッチとCVパッチでMoogのサウンドを存分に楽しめます。32ステップのシーケンサーも搭載されているので、Mother-32だけでパターンを作成することもできます。
出典:YouTube
Mother-32には、本体をマウントできるラックも用意されています。
Mother-32 Two TierRack Stand
Mother-32 Two TierRack Standは、2台のMother-32をマウントできます。価格は59ドルです。
Mother-32 Three TierRack Stand
Mother32 Three TierRack Standは、3台のMother-32をマウントできます。価格は79ドルです。
Moog 60 HP Eurorack Case
こちらはMother-32とは直接関係はありませんが、上記のプロダクトと共にリリースされたユーロラックケースです。これぞMoogな、木製のサイドパネルを使用したマニア心をくすぐられる一品です。価格は99ドル。使用には別途電源モジュールが必要になります。
Mother-32の動画では、さすがはMoogと納得させられるサウンドが鳴り響いていますね。32ステップのシーケンサーも搭載され、現代的な音楽制作も考えられた仕様になっています。Mother-32一台でもMoogのシンセの世界を楽しめそうですが、2台、3台をラックマウントして、パッチングしたサウンドはさらに強烈なものになりそうですね。
画像出典:Moog