1981年の生産完了以来初となる復活から1年も経たずに、昨年生産を完了したMinimoog Model D。1970年代に登場したMinimoog Model Dは、Moogの巨大モジュラーシンセ譲りのサウンドで、Keith Emerson、Herbie Hancock、Dr. Dreなどの世界的アーティストに愛用されてきました。
その後のキーボードタイプのシンセの形を決定づけたといわれる、世界初のポータブルタイプのシンセサイザーMinimoog Model Dが、iOSアプリになって帰ってきました。
Minimoog Model D Appには、160種類以上のプリセットが用意されており、タッチディスプレイ上を操作することで、演奏やパラメータの調整が可能です。また、本家Minimoog Model Dには装備されていない、アプリならではの機能も搭載されています。アプリだけの機能は、次の通りです。
- 最大発音数4音のポリフォニック
- リズムパターンの制作に最適なアルペジエーター
- 無制限のオーバーダビング機能を備えたリアルタイム・ループレコーダー
- テンポ同期可能なピンポン・ディレイ
- タイムモジュレーション・エフェクト「Bender」
Minimoog Model D Appは、Audio Unit v3をサポートしており、スタンドアロンでの使用はもちろん、GarageBandなどのDAWアプリ内で複数のMinimoog Model D Appを同時に使用することも可能。
40万円以上もしたMinimoog Model Dでは到底無理ですが、アプリなら、Minimoog Model Dのサウンドを贅沢に使用することもできますね。Minimoog Model D Appの価格は¥600。App Storeから購入可能です。