アート集団「Data Garden」が発表した「MIDI・スプラウト・デバイス」は、植物が発する生体データを音に変換するためのもので、2016年5月22日から販売が開始されました。
各デバイスには「2つのセンサー」があり、植物の葉の表面に流れる電位差を計測しています。これは「嘘発見器」と技術的に同じものです。そうして得られる電気的な揺らぎを「MIDIノート」や、予め設計しておいたシステムで動いているシンセサイザー、各種楽器が読み取れる「信号」に変換しています。
出典:YouTube
このデバイスを発表したアート集団Data Gardenによれば、生体信号を音楽に変えることを通して自然を学ぶコミュニティが大きくなっており、さらにこのアイテムから関心を持ってくれる人が増えることを願っているそうです。
古来より人類は、星座の配置などの自然現象を音楽に変えようとしてきました。その流れを汲む形で、我々にとって一番馴染みのある自然である植物の生体信号を音楽に変える、そんなムーブメントが起きているのかもしれません。モノ言わぬ植物の声を、聞いてみるのはどうでしょうか。
引用元:Synthtopia