ユーロラックモジュールなどの制作を手がけるRebel Technologiesが、Kickstarterでシンセサイザーツールキット「Magus」のプロジェクトを開始しました。
Magusは、最近流行りの内部パッチング可能なセミモジュラータイプのシンセサイザーで、簡単なパッチングで、独自のサウンドを作り出していくことができます。
Magusは、単なるセミモジュラータイプのシンセにとどまりません。Rebel Technologies独自のファームウェアをベースに構築されており、パッチをあてることで、オリジナルのシンセやエフェクトを設計することができます。
いくらパッチプログラムにより様々な楽器にカスタマイズできるとはいっても、専門知識がないとなかなかハードルは高いですよね。でも心配はいりません。Rebel Technologiesのウェブサイトには、FMシンセやグラニュラーシンセ、ドラムマシンやサンプラーなどに書き換え可能な200以上のパッチが用意されています。
パッチの実行は簡単で、MagusとPCをUSBケーブルで接続してウェブ上から直接ロードするか、MIDI Sysexファイルをインポートするだけ。現行のハードウェアのファームウェアアップデートと同じ要領で、簡単に書き換えが可能です。
今回のプロジェクトでは、Magusと同様のパッチをあてることができるコンパクトなWizardとAlchemistも用意されています。Wizardには、5つのノブと4つのボタン、パッチケーブルの接続が可能な6つの端子が装備されています。
さらに小型なAlchemistには、4つのノブ、2つのトリガーボタンと1つのモードボタン、トリガーとCV入力が装備されています。こちらの動画では、Alchemistをピンポン・ディレイとして使用した場合のパフォーマンスが紹介されています。
MagusのKickstarterページでは、Magusが420ポンド(およそ¥63,000)、Wizardが160ポンド(およそ¥24,000)、Alchemistが90ポンド(およそ¥14,000)で入手可能です。その他に、3つのシンセがセットになったメニューなどもあるので、気になる方はチェックしてみてください。