シカゴを拠点に現代のテクノロジーとビンテージ風なデザインを融合させたオーディオ機器を手掛けるGramovoxが開発したレコードプレイヤー「Floating Record」のKickstarterのプロジェクトが話題です。Floating Recordが話題を集める理由。それはレコードを垂直に設置して聴けてしまうという、これまでのレコードプレイヤーとは全く異なる発想を基にしたデザインにあります。
レコードプレイヤーの概念を壊されてしまうほど大きなインパクトを持つFloating Recordですが、オーディオマニアを唸らせるほどのパーツが使用されていて、デザインだけではなくサウンドクオリティも追求されています。
出典:Kickstarter
Floating Recordにはアンプ、スピーカー、フォノイコラーザーが搭載されているので、電源につないですぐにプレイ可能です。RCAのアウトプット端子も搭載されているので、こだわりのオーディオ機器と接続して音楽を楽しむことができます。
出典:Kickstarter
Floating Recordには、メープルまたはウォールナット材を使用した2つのモデルが用意されています。高級感漂う木製のボックスには、ステレオスピーカー、ボリュームノブ、そして33回転と45回転の切替が可能なベルトドライブが搭載されています。
出典:Kickstarter
なんで垂直で再生が可能なのか気になりますよね。カートリッジをセッティングするアームに特殊なバネを使用することで、トラッキングフォース(カートリッジが内周に向かって再生される時に生じる、反対方向へ戻ろうとする力)のバランスが保たれ、垂直状態での再生を可能にしているそうです。
出典:Kickstarter
レコードを聴くためには、レコードプレイヤーの他にも、アンプ、スピーカーなどが必要で、設置にはそれなりのスペースが必要になりますが、これら全てが一体となり、しかも縦置きのFloating Recordなら省スペースでOK。まさに現代的発想の基に生まれたレコードプレイヤーといえますね。
Floating Recordはメープル、ウォールナット共に、$329の出資で購入可能です。既に初回分のオーダーは完売となっていますが、それ以降に製造される物については出資可能なので、気になる方は是非チェックを!