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CULTURE

個人でカラオケが楽しめるスマホカラオケが巻き起こすカラオケ業界のパラダイムシフト。

カラオケも個人で楽しめる時代。スマホカラオケがもたらしたカラオケ業界におけるパラダイムシフト。

みなさんは最近カラオケBOXに足を運んだことはあるだろうか?

また、居酒屋やスナックでカラオケ、、、soundropeの読者層を考えるとあまりいないかもしれない。

現在のカラオケシステムも採点機能からネットワーク機能などにより、単純に歌う、という事以外にも色々な楽しみ方が提供され、その進化は目を見張るべきものがある。

しかし、スマートフォンの普及により、この業界にもちょっとしたパラダイムシフトが起こりつつある。

低料金でしかも圧倒的に手軽に楽しめるスマホカラオケが最近かなり話題となっているのだ。

カラオケの歩んだ道のりとは?

全国カラオケ事業者協会によれば、カラオケが本格的に世に出始めたのは1971年の事とされている。
最初はもちろん、歌詞の字幕もなければ、そもそも映像すらもなかった。

それが、ビデオカラオケなど紆余曲折を経て、1982年にパイオニアが業界参入を果たし、レーザーディスクを使ったレーザーカラオケというものが大いに発展した。

カラオケテープや、カラオケレーザーディスクは大いに隆盛を極めた。いわゆる家庭用カラオケ全盛期である。月産25万台体制という時期もあったというからいかに隆盛を極めていたのかという事がお分かりかと思う。家庭用カラオケの世帯普及率が10%に乗る、という時代もあったのだ。

しかし、家庭用カラオケでは解決できないニーズがあった。

「好きなアーティストの新曲を歌いたいけど毎回は曲を購入できない」、「近所迷惑を気にせずに思い切り歌いたい」、という2つのニーズである。

カラオケBOXの登場

これを見事解決したのが、カラオケBOXである。1985年岡山県にて船舶用のコンテナを改造して作られたのがカラオケBOXの最初とされている。

カラオケBOXは、みんなで共有する形になるので、多くの曲がストックでき(やがて通信カラオケが登場する段階で、ストックという概念もなくなるのはご存じのとおり。)、
防音加工などがされているから思い切り大きな音量で納得のいくまで歌う事が出来た。

カラオケ参加人口の推移について

グラフ

出展:全国カラオケ事業者協会

このようにカラオケBOXの誕生によって、より身近となったカラオケ。1990年代には、CDのバブル期も手伝って、5000万人以上、実に日本の人口の半数近くがカラオケを利用するという状況にまで発展している。

しかし、その後CDの売り上げ低迷もあり、徐々に人口を減らし、近年は4000万後半くらいで安定しているという結果になっている。

下がったとはいえ、音楽ジャンルの中で利用人口4000万後半というのは相当健闘していると言える。

これは聴くのと歌うのはそもそも別、という事もあるであろうし、そもそもカラオケ営業自体がレジャー産業として位置づけられ、音楽という要素が大半を占める中で、飲み会の延長だったり、総合のエンターテイメントとしてカラオケ業界が各自努力を重ねてきたことが実を結んでいると言えるのではないだろうか。

スマートフォンを使ったカラオケアプリがカラオケ業界の構造を変えつつある。

カラオケ

その中で今回は業界の一つのカギとなりえるかもしれないのが、今回ご紹介するカラオケアプリの動きである。現在においてはケータイなどを利用して個人の環境で、カラオケを実現できる時代になっている。

例えばiPhoneを利用して、専用のカラオケアプリを使いながら曲データをダウンロードして、iPhone用のマイクで歌うという形がすでに可能になっている。

しかし、iPhoneのマイクでは音質または雰囲気もなかなか出しづらい。

iPhoneに直接接続出来るマイクの登場でスマホカラオケの環境は整った。

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出典:IK Multimedia

iRig Voiceをチェック

そこで登場したのがiPhone直接接続できるマイクである。

イタリア・モデナに本社を置くのがIK Multimedia。コンピュータやモバイル機器を使った音楽制作、音楽演奏に役立つアプリ、ソフトウェア、インターフェース、コントローラー、アクセサリーを開発、製造している会社である。

デザインも製造もイタリアで行っているという事もあり洗練されたデザインが特徴である。
近年ではiPhoneの周辺アクセサリなどを多く製造している。

その中で人気の製品となっているのがiPhone用マイクである。

このマイクは、OTAIRECORDのYOUTUBEで取り上げた際に大きな反響があった。

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出典:IK Multimedia

iRig Mic HDをチェック

実際iPhone+スマホマイク+カラオケアプリを試したらかなり実用性が高く、驚くほどに簡単に楽しめた。

反響をいただいた原因は、マイクを紹介させていただいただけでなく、JOYSOUNDのアプリも同時に紹介したところが大きいのではないかと思っている。

私自身のひどい歌声(!)と共に是非その利便性をチェックしていただきたい。

出典:YouTube

そう、動画でも確認いただけたと思うが、iPhoneとこのマイクとアプリがあればなんと、自宅カラオケ環境が整ってしまうのである。

アプリは有料のものがほとんどであるが、カラオケボックスに通う事を考えれば圧倒的にお買い得である。

音はヘッドフォンで聞いてもいいし、スピーカーをiPhoneから接続すれば完全にカラオケボックスと同じような環境が構築できる。

現在スマートフォンの登場によって、あらゆる業界がパラダイムシフトを迫られている。

カラオケ業界もスマホカラオケの影響により、その例外ではないという事である。

しかし一方で、カラオケ業界のこれまでたどってきた足跡を顧みると、音声のみのカラオケから始まり、レーザーカラオケの登場、カラオケBOXに、通信カラオケ、などなどカラオケ業界は数多くのパラダイムシフトに対応してきた歴史が存在する。

今回もスマホカラオケという新しい潮流をうまく生かし、業界に取り込んでいくと推測するのは難しくないほど、この業界は変化に強くタフな業界であると感じることも事実である。

トップ画像出典:IK Multimedia

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