手頃な値段で誰でも気軽に音楽制作を楽しむことができるアプリ。シンセサイザーからDAWまで、次々に新しいアプリが登場していますが、実際に何を購入すれば良いのか悩んでしまうケースも多いのではないでしょうか?
そんな、これからiPadで音楽制作を始めてみたいと言う方に、まずはこれさえ買えば音楽制作が始められると言うシーケンサー搭載のオススメアプリをご紹介します。
Apple GarageBand / ¥500
出典:Apple
Appleが提供するGarageBandはオーディオとMIDIのレコーディングが可能で、最大32トラックまで使用可能です。
https://www.youtube.com/watch?v=pYDvnWRv7fY
出典:YouTube
iOS 8のInter-App Audioを使うと、他社製の音楽アプリやエフェクトアプリの演奏をGarageBandに直接録音でき、シンセサイザーやエフェクトなどの複数のアプリをつないでくれるAudiobusにも対応しています。
DAWタイプのアプリとしてはお手頃で、初めてのアプリには最適です。
WaveMachine Labs Auria / ¥2,500
Auriaは、iPadのために設計された48トラックのデジタル・レコーディング・システムです。
出典:YouTube
AAFファイルのインポート/エクスポートや、サード・パーティー製のプラグイン対応しており、オプションで、PSPaudioware、Overloud、FabFilterといったサード・パーティー製のプラグインやDrumagogをアプリ内課金にて購入することが可能です。
パソコンのDAWソフトを思わせる程の機能を備えたAuriaは、かなり本気度の高いアプリです。
Steinberg Cubasis / ¥5,000
出典:Steinberg
パソコン用のDAWソフトCUBASEの開発元のSteinbergが提供するCubasis。
素早く簡単な操作を実現するようデザインされたCubasisは、最大24トラックを使用可能でレコーディング、編集、ミキシングが行えます。
出典:YouTube
Cubasisにはバーチャルキーボードやドラムパッドでリアルタイムに演奏できる多くの音源を搭載しており、Cubasisのプロジェクトはパソコン用のソフトウェアのCubaseで開くことができます。
Blip Interactive NanoStudio / ¥1,400
出典:musicrader.
NanoStudioはiPhone, iPadとiPod Touch対応の音楽作成スタジオです。4つの仮想アナログシンセ、16サンプルトリガーパッド、多機能シーケンサー、サンプルエディター、ミキサーと10種のエフェクトユニットの全てがアプリケーションに含まれています。
出典:YouTube
サンプル波形を使用してシンセを構成したり、リバーブ、ディレイ、EQなどのエフェクトでミックスを行います。
またMIDIエクスポート機能ではパソコンのDAWに送ることができます。
NanoStudioは6トラックまで同時使用可能で、アプリ内課金にて16トラックに拡張できます。
Image-Line FL Studio Mobile / ¥1,500
出典:Image-Line
世界で一番人気のソフトFL StudioのモバイルバージョンのFL Studio Mobile。
FL Studio Mobileは最大99トラックのMIDIシーケンサーで、133のサウンドを備えたサンプリングシンセサイザーを搭載しています。
出典:YouTube
MIDIの入力は、ピアノロールエディタとドラム入力に最適なステップエディタで行い、トラックごとにLimiter、Reverb、Delay、EQ、Amp simulator、Filterが利用可能です。
KORG KORG Gadget / ¥4,000
出典:KORG
15個のシンセサイザー/ドラムマシンのコレクションKORG Gadget。KORG Gadgetは15個のモバイルシンセサイザー/ドラムマシンを自由自在に組み合わせてダンスミュージックを制作できます。
出典:YouTube
絶対に音を外さないスケール対応キーボードと、シーケンサー側に用意されたスケール対応シーケンサーの組み合わせにより、音楽的な知識はほとんど必要ありません。
KORG Gadgetの画面は上下に2分割されていて、曲作りと音作りを同時にコントロールできるので、iPadに最適な制作環境を得られます。
Akai Professional iMPC Pro / ¥1,300
サンプラー/シーケンサーで一世を風靡したMPCシリーズのアプリバージョンiMPC Pro。MPC 2000シリーズを思わせるUIはとても親しみ易さを感じます。
出典:YouTube
iMPC Proは、最大で64トラックのサンプルベースのシーケンサーアプリで、MPCの象徴でもあるドラムパッドを叩いてトラックを制作します。
Apple iPad Camera Connection Kit(別売)の使用により、MPC Elementを接続可能で、ハードウェアのMPCのように実際にパッドを叩いて制作することができます。
DAW系のアプリ選びでは、オーディオをレコーディングして制作を行うか、MIDIのレコーディングで制作を行うかが大きな基準となります。
オーディオのレコーディングを主体とする場合はGarageBand、Auria、Cubasisが、MIDIのレコーディングを主体とする場合は、NanoStudio、FL Studio Mobile、KORG Gadget、iMPC Proが最適です。
また、Cubasisはパソコンのソフトウェアでプロジェクトを開くことができ、NanoStudio、FL Studio Mobile、KORG GadgetはMIDIデータをエクスポートしてパソコンのソフトウェアへインポートできたりと、パソコンとの連動性もアプリ選びの基準となります。
いつでもどこでも使用できるアプリで、音楽制作の世界を体験してみてはいかがでしょうか!
参照:musicrader.