スマートなアナログシンセ『UNO Synth』。洗練されたUIとタブレット感覚で持ち出せる手軽さでビギナーにもオススメ

IK Multimediaから、モノフォニック・シンセサイザー「UNO Synth」が発表されました。ユーロラック・モジュールや、アナログ・シンセのメーカーとして高く評価されているSoundmachines。そして、Alesisの名機AndromedaやSyntronikの開発で中心となったエリク・ノーランダーを含むIK Multimediaの開発チーム。

イタリアを代表する2つの楽器メーカーの共同開発により誕生したUNO Synthは、スマートなボディに多彩な機能が装備されており、トラック制作からライブ・パフォーマンスまで、幅広い用途で楽しめそうです。

本体には、100種類のプリセット・サウンド、13種類のスケールが設定可能なキーボード、アルペジエーターが搭載されており、シンセ初心者の方でもすぐに遊べるように設計されています。トップ・パネルには40以上のコントローラが配置されており、直感的なサウンドエディットが可能です。

フィルター部は純粋なアナログで構成されており、アナログ・シンセ特有の深みのあるサウンドが得られます。また、テンポ同期可能なディレイを装備しており、宇宙空間のようなサウンドも生み出せます。これらの高いフレキシビリティを誇るシンセシス・エンジンによって、リードやベース、ドローン・サウンドなど、様々な音色を作り出すことができます。

UNO Synthの国内発売は2018年夏を予定、市場予想価格は25,000円前後(税別)となっています。

この価格帯で、同様の機能を持つアナログシンセといえば、KORGのmonologueが代表的です。このmonologueに比べても小さなUNO Synthは、タブレット感覚で持ち出せるほどの手軽さです。UIも使いやすそうなので、シンセ初心者の方のエントリーモデルとしてもおすすめできそうです。

主な特徴
  • 完全アナログ回路による音源
  • 2オクターブ以上をカバーするマルチタッチ・キーボード
  • 20種のパラメータをオートメーション可能なシーケンサー
  • MIDI In/Outを装備
  • 単3乾電池4本またはUSBバスパワー(モバイル・バッテリーなどを含む)で動作
主なスペック
  • サイズ:25.6cm x 15cm/ x 4.9cm
  • 重さ:400g

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