ヒップホップを中心にロック、レゲエ、ファンクなどの名盤をレコードで再発するアメリカのレーベル「Get On Down」。このGet On Downから、ヒップホップ好きにはたまらない名盤の7インチ・レコード「Jukeboxシリーズ」がリリースされました。
このシリーズのリリースのきっかけについて語ったGet On Downの創設者の一人Matt Welchのコメントが、海外メディアThe Vinyl Factoryに掲載されています。
「私は子供のころからJukeboxに興味を惹かれ続けてきたんだ。そして、数年前にJukeboxを手に入れることができたんだけど、お気に入りのヒップホップのレコードのほとんどが45回転ではないことに気付いてね。これがJukeboxシリーズをリリースするきっかけになったんだよ。」
なるほど、45回転で再生されるJukeboxでは、大好きなヒップホップが聴けないと(笑)。お茶目なきっかけですが、レコードへの強い愛情を感じます。
Jukeboxシリーズはオリジナル版のマスターテープから収録されているそうで、そのこだわりはプロモーション動画のクオリティからも伺うことができます。
出典:YouTube
Jukeboxシリーズは全10タイトルが予定されていて、すでに次の4タイトルがリリースされています。(*Mobb Deep – Shook Onesは完売しています。)
Raekwon – Criminology b/w Glaciers of Ice
Mobb Deep – Shook Ones (Pt.1 / Pt. 2)
M.O.P. – Ante Up b/w Ante Up (DJ Premier Remix)
Ghostface Killah – Camay b/w Daytona 500
また、同タイトルのカラーヴァイナル・バージョン4枚と、全タイトル10枚の7インチレコードを収納できるバインダーがセットになった「Get On Down Jukebox Binder Bundle」も販売されています。
ジャケットやセンターレーベルもオリジナルと全く同じデザインで再現されていて、とても完成度が高いですね。それにしても、再発された4タイトルのチョイスが素敵です。既にリリースされているタイトルを見る限り、残りのタイトルもヒップホップファンが喜ぶ作品の再発が期待できそうです。
この4タイトルを聴いたことがないという方は、ウェブ上で是非チェックしてみてください。これがヒップホップです!
画像出典:Get On Down