パッチング可能なドラムンベース製造マシン。フィルターのモーションコントロールだけで過激な音を生成する「Oi, Kant!」

ロンドンを拠点に活動するアーティストEwa Justkaが自作したドラムンベース・マシン「Oi, Kant!」。Oi, Kant!には、ドラムンベースの基本要素となるドラム、ベース、シンバルの3つのボイスが装備されています。各ボイスには、独立したアウトプットが装備されており、それぞれのサウンドを個別に出力することができます。

また、フィルター(ハイパス/ローパス)も用意されているので、入力した音声にフィルターを加えて、4つ目のボイスとして使用することも可能。フィルターは、手の動きでパラメータの可変が可能な、モーションコントロールにも対応しており、グリッチなサウンドを簡単に作ることができます。

本体には、独立した4つのシーケンサーが装備されており、シーケンス・アウトプットと、ドラム、ベース、シンバルの各ボイスに装備されたシーケンス・インプットをパッチングして、シーケンスを作成します。

例えば、シーケンサー1のアウトプットとドラムのシーケンス・インプットをパッチングすることで、シーケンサー1でドラムのシーケンスを作成できます。4つのシーケンサーは、マスタークロックに同期するので、各ボイスのテンポがずれるということもありません。さらに、クロック入力も装備されているので、外部シーケンサーとOi, Kant!のテンポを同期させて、パフォーマンスすることも可能です。

Oi, Kant!には、独立したインプット/アウトプットが豊富に用意されていますが、これらの端子は、他のアナログ楽器やモジュラーなどと接続することも可能です。Oi, Kant!内でパッチングして生み出される過激なサウンドで気軽に楽しむのも良し。外部のモジュラーシステムなどに組み込むこんで、より高度なエフェクト処理や複雑なリズムの構築を楽しむのも良し。その拡張性から、幅広い用途で活用することができそうです。

Oi, Kant!は、Ewa JustkaのEtsyショップ「Optotronics」で購入可能で、料金は205ポンドです。Ewa JustkaのEtsyショップでは、その他にも、気になるシンセやエフェクターなどが販売されています。個性的な楽器をお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。

Optotronicsで詳細をチェック

参照:Create Digital Media