オリジナルのサウンドをアップロードしてオーケストラを編成し、このオーケストラを指揮するクラウドソーシング・プラッドフォームの「Computer Orchestra」。
現代アート的アプローチのComputer Orchestraのデモビデオでは、複数の人々が自分の声をレコーディングしてアップロードしたサウンドから聖歌隊のような美しい歌声が作り出されています。
出典:vimeo
Computer Orchestraでは、マイクロソフトのジェスチャーや音声認識によって操作可能なデバイスのKinectを使用して指揮者のジェスチャーを読み取り、オーケストラを指揮しています。キネクトに読み取られたジェスチャーによりSimpleOpenNIライブラリを介して処理されたデータを送信します。処理されたデータはWiFi経由で整然と並べられたパソコンに送られます。
パソコンへ送られ発声されたサウンドから波形のようなビジュアルを生成して、よりアート感が強調されています。無機質な空間にこだまする悲しげな歌声が印象的で、近未来の歌劇場を思わせます。
人間のジェスチャーからオーケストラ編成されたパソコンを指揮するComputer Orchestraは、近未来を感じさせるとても前衛的なプロジェクトです。そう遠くない未来に、人型のロボットによるオーケストラが美しい音楽を奏でてくれるかもしれませんね。