AVIDは、初心者層に向けたPro Toolsの無償バージョン「Pro Tools First」と、新たな料金プランとクラウド・コラボレーションを実現するPro Toolsの最新バージョン「Pro Tools 12」を発表しました。
Pro Tools First
業界標準のオーディオ編集ソフトPro Toolsの無償バージョン「Pro Tools First」。
「Pro Tools First」は、16のオーディオ・トラックとエラスティック・タイム/ピッチとMIDI(MIDIトラックの使用制限については不明)の編集が可能で、これからレコーディング主体の音楽制作を始めたいと言う新規ユーザーの獲得を目指した製品です。
出典:YouTube
Pro Tools | Firstには、アコースティック・ピアノ、ストリングス、ブラス、パーカッション、木管楽器、シンセサイザー、ギター、ドラム、ベース、サウンド・エフェクトなどを搭載したプラグイン・ソフトウェアの「Xpand!2」も付属されるので、音源を持っていなくても、まずは大丈夫な状態です。
さらにサウンドを整えるためのEQ IIIとDynamics IIIや、サウンドに広がりを持たせるためのD-VerbやMod Delay IIIも付属されます。
さらに多くのエフェクトが欲しくなったら、アプリ内課金にてエフェクトを購入して追加可能です。
初心者の方には十分な内容のPro Tools | Firstは、2015年1〜3月中にダウンロードによる提供が開始される予定です。
Pro Tools 12
Pro Tools 12は、機能的なアップデートと言うよりは、その支払い方法やサポートプランが最大の特徴です。
また遠く離れた場所にいる相手との音楽制作を可能にするAvidクラウド・コラボレーションにも対応するそうです。
出典:YouTube
Avidクラウド・コラボレーションにより、ビルトインのチャットを使用して共同作業したり、オンライン・アーティストコミュニティやAvidのマーケットプレースの一部を通じて、新たな協力者を見つけることも可能です。
いよいよ自宅にいながら、複数人によるバンドのレコーディングができるという、凄い時代がやってきます。