Arturiaのアナログシンセ「MiniBrute 2」と「MiniBrute 2S」の発売がアナウンスされました。MiniBrute 2はアナログシンセブームを牽引したMiniBruteの後継機で、MiniBrute 2Sは「MiniBrute 2」をベースに、トリプルレイヤーのシーケンサーを装備した音源モジュールです。
MiniBrute 2
モノフォニック・アナログシンセMiniBrute 2には、ステップ・シーケンサー、アルペジエーター、モジュラーパッチベイなどの機能が装備されています。
本体右上のパッチベイには、合計48系統のCVインプットとアウトプットが装備されており、シンセやシーケンサーの各種パラメータを自由にコントロールできます。
MiniBrute 2の価格は¥95,000(税抜)で、2018年3月下旬発売予定です。
主な特長
- 2基のアナログVCO
- Steiner-Parkerフィルター:ローパス、ハイパス、バンドパス、ノッチ
- ADSRエンベロープジェネレータ、追加のマルチモード、CV制御可能なADフィルター
- 穏やかなオーバードライブから破壊的なサウンドまで自在に変化するBrute Factor
- 合計48系統のCVイン / アウトプットを装備
- 6波形を内蔵した2基のLFOで、シーケンサーとの同期が可能
- MIDIとUSBと同期可能なシーケンサーと高度なアルペジエーター
- ライン出力、ヘッドフォン出力、専用MIDI I/O、USB接続
- 25鍵ベロシティ、アフタータッチ対応キーボード
- シーケンサーモード:8ステップ・シーケンス(最大64ステップ)
- 外形寸法(WxDxH):484 x 336 x 58 mm
- 質量:4.8kg
MiniBrute 2S
MiniBrute 2Sは、トリプルレイヤー・シーケンサー、マルチモード・アルペジエーター、ヴェロシティー対応のパッドなどを装備。シンセと直感的なトリプルレイヤー・シーケンサーを組み合わせて、即興でクリエイティブなサウンドを作ることができます。
MiniBrute 2Sの価格は¥95,000(税抜)で、2018年3月下旬発売予定です。
主な特長
- 2基のアナログVCO
- Steiner-Parkerフィルター:ローパス、ハイパス、バンドパス、ノッチ
- ADSRエンベロープジェネレータ、追加のマルチモード、CV制御可能なADフィルター
- 穏やかなオーバードライブから破壊的なサウンドまで自在に変化するBrute Factor
- 合計48系統のCVイン / アウトプットを装備
- 6波形を内蔵した2基のLFOで、シーケンサーとの同期が可能
- MIDIとUSBと同期可能なシーケンサーと高度なアルペジエーター
- ライン出力、ヘッドフォン出力、専用MIDI I/O、USB接続
- 16個のベロシティ、プレッシャーセンス付きパッドを装備
- 16個のエンコーダーを装備
- シーケンスメモリー:64
- シーケンス:最大64ステップ
- レコーディング・モード:リアルタイム、ステップ
- アルペジエーター / ルーパー機能
- 外形寸法(WxDxH):484 x 277 x 56 mm
- 質量:3.5kg
RackBrute 3U / RackBrute 6U
軽量かつ堅牢なアルミ製シャシーを採用したRackBruteは、RackBrute 3UとRackBrute 6Uの2種類をラインナップ。モジュラーシステムに欠かせない電源は、+12V / -12V / +5 Vの出力が可能です。
Arturia独自のLinkシステムが採用されており、2台のRackBruteやMiniBrute 2/2Sを演奏しやすいポジションにセットすることもできます。
RackBrute 3Uの価格は¥42,000(税抜)、RackBrute 6Uの価格は¥55,000(税抜)です。それぞれの発売は、2018年3月下旬予定です。
主な特長
- 電源モジュール(5HP)付属
- 最大1600mAの+12V、1600mAの-12Vを出力
- 最大900mAの+5V出力
- パワーレール
- ノイズフィルタリング機能
- スタンダード電源スロット(×20)
- 外形寸法(WxDxH)
- 3U:484 x 167 x 83 mm
- 6U:484 x 300 x 83 mm
- 質量
- 3U:2.1kg
- 6U:3.76kg
MiniBrute 2とMiniBrute 2Sは、Arturiaがリリースしてきたアナログシンセと同様に、全てのパラメータが本体パネル上に配置されており、直感的なコントロールが可能です。
また、セミモジュラー仕様となっているので、MiniBrute 2およびMiniBrute 2Sのみでパッチングを楽しむことができ、モジュラーシンセの入門にも最適。
さらには外部のモジュラーシステムにも組み込むことができるので、その拡張性を考えると1台で2度美味しいアナログシンセと言えそうです。