普段見ることのできない、アーティストの制作工程とスタジオ環境を1度に見れる貴重な動画シリーズ、Against The Clock。
動画では、世界で活躍するアーティストが自身のスタジオで10分間の音楽制作にチャレンジしていて、限られた時間での制作風景からは、アーティストの気質も感じ取ることができます。
今回ご紹介するアーティストは、先日開催されたRed Bull Music Academyのパーティにも出演していたAddison Grooveです。
イギリスのUKベース・ミュージックにおいて大きなインパクトを残したAddison Grooveは、2007年に老舗Dub StepレーベルのTempaからデビューし、2010年から現在のAddison Groove名義で活動しています。
Roland TR-808のサウンドが特徴的なAddison Grooveのトラックは、シカゴのゲットー・テックやジュークからの影響を受けていて、今では世界中のオーディエンスを熱狂させています。
出典:You Tube
スタジオには、Addison Grooveのトラックを象徴するTR-808、Universal AudioのオーディオインターフェイスApolloやThermionic Cultureのチューブ・ディストーションCulture Vultureなどがマウントされたラックが映し出されています。
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スタジオの映像から、厳選された機材で制作を行っていることが伺えます。
動画では、普段作り貯められたサンプル素材などを使用して制作を行っていて、そのサンプルの編集にはAbleton Liveが使用されています。
手間なくサンプル素材をトラックのBPMに合わせてくれるLive特有のWarp機能はこのような制作スタイルには最適です。
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最終的に全てのサウンドをまとめるホストアプリケーションとしてApple Logic Proが使用されており、LiveはRewireでLogic Proと同期しています。
予め用意されたサンプルから制作を行っているので、比較的余裕のある制作風景となっています。
やはり日頃の積み重ねが大切と言うことですね。