イギリスのWEBマガジンFACT Magazineにより制作されている人気シリーズAgainst The Clock。
Against The Clockでは、世界で活躍するアーティストが自身のスタジオで10分間の音楽制作にチャレンジすると言う斬新な企画で、普段見ることのできないアーティストの制作工程やスタジオを目の当たりにできる貴重なものです。
今回はカナダ出身で、ベルリン在住のアーティストMathew Jonson。
Mathew Jonsonは”Tek-Fusion”と呼ばれる独特のサウンドで世界中のオーディエンスを魅了し、2001年のItiswhatitis Recordingsからのファースト・リリース以来、Zipによるベルリンの名門レーベルPerlon、ケルンの名門レーベルKompaktやRichie HawtinのM_Nusなどのトップ・レーベルから次々とリリースを重ねる世界的なアーティストです。
Mathew Jonsonと言えば、アナログ・シンセやハードウェア機材を駆使した制作で知られていますが、こちらのビデオでは、それらの機材を使用した制作が収められており機材マニア必見の内容となっております。
出典:YouTube
RolandのJUPITER-6、TR-808、TR-909、SequentialのProphet-5などの銘機を多様して制作していますが、これだけ大量に並んだハードウェア機材が いつでもすぐに使用できるようにセッテイングされているのにも関心です。
シンセで上物から制作していくあたりは、幼少の頃からクラシックピアノなどを学んでいたことによる音楽的なバックグラウンドが感じられます。
全く焦りを感じさせず、10分間で正統派な作品を作り上げたMathew Jonson。さすがです。
このくらいぶれずに落ち着いて音楽を制作してみたいものです。
トップ画像出典:FACT Magazine