エイフェックス・ツインが、6月23日から25日までアメリカのナッシュビルで開催された、世界最大の楽器ショーNAMMの夏バージョンにて、彼の新作「Cheetah EP」と、その制作に使われたシンセサイザー「Cheetah MS800」のブースを構え、話題を集めてます。
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彼の新作「Cheetah EP」は、イギリス製の非常にレアなシンセサイザー「Cheetah MS800」からデザインとプロモーションのアイデアを得ています。
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Cheetah MS800は非常に使いにくいことでよく知られたシンセサイザーで、その扱いづらさは、VSTiメーカーのGForce Softwareのコメントから理解することができます。
「1990年代初頭、Cheetah社は多少ビジネスが成功した後に、訳のわからないシンセをリリースした。それがCheetah MS800だ。手頃な価格のデジタルウェーブ方式のシンセサイザーで、興味深い性能とサウンドを持っていたが、現存するシンセサイザーの中で最も使いにくいという称号をも得ている。精神を麻痺させ、サウンドをプログラムするだけでも混乱する。しかもサウンドの設定だけではなくて、単なるMIDIチャンネルを少し変えるだけでも、我々に動脈瘤を生じさせる。」
ひどい言われようですが、常に新しい音楽を生み出し続けるエイフェックス・ツインにふさわしいシンセサイザーであり、プロモーションといえそうです。
引用元:Synthtopia