パソコンやiPhone、iPadなどの複数のデバイスをワイヤレスで同期させることのできる新たな機能としてAbletonから発表された「Link」。現在、Liveのベータバージョンで利用可能な「Link」機能は、複数のLiveやiOSアプリをワイヤレスで同期させることができるので、同じネットワーク上にいる人たちと、セッションを楽しむことができます。
昨年の12月に開催された「Ableton Meetup Tokyo Vol.3」では、「Link」機能を使って、出演者と参加者がLiveとiOSアプリを同期させてセッションを行っていましたが、同期の精度も高く、DAW環境における新しい扉が開いたように感じました。
出典:YouTube
個人の制作においても、DAWと共にiOSアプリを使う方も多いと思いますが、わずらわしいケーブルの接続をしなくても同期できる「Link」はとても魅力的な機能です。
「Link」は、この機能に対応したiOSアプリで使用することができますが、同じようにハードウェア機材もワイヤレスで同期できたら嬉しいですよね?それを実現してくれるアプリとして登場したのが「Link to MIDI」です。「Link to MIDI」は、iRig MIDI 2などのiOS対応のMIDIインターフェイスと使用することで、Liveとハードウェア機材をワイヤレスで同期することができます。
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「Link to MIDI」は、同期のタイミングや安定性にも優れていて、遅れを心配することなく使えそうです。より現代的な環境を提供してくれる「Link to MIDI」は、App Storeにて無償で入手可能です。Liveユーザーの方は要チェックですね。