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Waldorfがウェーブテーブル方式による注目のシンセサイザー「nw1」と「Nave」のソフトウェア・バージョンを発表

メモリーに記録された波形でサウンドを構成する音声合成方式「ウェーブテーブル」の代名詞的なシンセサイザーメーカーとも言えるWaldorfから気になるハードシンセ「nw1」とソフトシンセ「Nave」が発表されました。

出典:YouTube

Wavetable Module nw1

Waldorf初のユーロラック・フォーマットのnw1は、高度なウェーブテーブル・エンジンとスペクトラルなエンベロープ、独立したノイジネス・コントロールを搭載したシンセサイザーです。

nw1出典:Waldorf

ウェーブテーブルのスキャニングは、モジュレーションのトラベル・スピード、ポジション、スペクトラムなどを1サイクルとしてこれを繰り返して発音します。このウェーブテーブル・シンセシスは、鮮やかでメタリックなトーンから金属が反響するようなトーンまでの幅広いサウンドの生成に適した非常に強力なサウンド・モジュールです。このようなサウンドを生成するには非常に専門的な知識を要しますが、nw1ではこれらのサウンドを容易に作り出すことができます。
nw1の価格は329 €で、発売は2015年春が予定されています。

Nave

waldorf-namm2015-2出典:Waldorf

iOS用のシンセサイザー・アプリとしてリリースされているNaveが、VST/AU/RTASに対応したソフトシンセとしてリリースされました。Naveは空間的なパッド、ビビッドなウェーブテーブル・スキャン、カッティング・リード、ソリッドなベースなどの斬新なサウンドが搭載されており、これまでには得られなかったサウンドを表現できます。グラフィカルなユーザインターフェイスは、難解なサウンドの情報を視覚的にとらえることができ、サウンドのエディットを分かり易く導いてくれます。

次のページで実際にNaveを使ってトラックを制作し、そのポテンシャルについて紹介していますので、是非そちらもチェックしてみてください!

Naveの特集ページをチェック