これぞアート!切り刻まれたレコードとターンテーブルを駆使したデュオが生み出すアバンギャルドな世界

以前にアヴァンギャルドなターンテーブリストを紹介した記事が大きな反響を得ましたが、ここではこのターンテーブリスト達の仲間入り間違いなしのアーティスト「Vinyl Terror & Horror」を紹介します。ベルリンを拠点に活動するVinyl Terror & Horrorは、デンマーク出身のCamilla SørensenとGreta Christensenによるデュオで、自ら加工したレコードやプレーヤーを使って、デヴィット・リンチの映画のようなアバンギャルドな世界を生み出します。

積み上げられていくレコードと、加工されたレコードが生み出すサウンドは、注目度が高まっているノイズミュージックそのもの。聴く者を一瞬にしてVinyl Terror & Horrorの世界へといざないます。

出典:Vimeo

こちらは、Vinyl Terror & Horrorが手掛けた「Tanz mal wieder」というサウンドインスタレーションです。

出典:Vimeo

こちらは、2013年にKumu Art Museumで行われたアートエキシビジョンの様子です。

出典:YouTube

パフォーマンスのスタイルも音楽も独自性が強すぎて、理解に苦しむ方も多いかと思いますが(笑)、彼女達の徹底した世界観には圧倒されますよね。そのスタイルから、評価には賛否あるようですが、見る者を惹きつける唯一無二のパフォーマンスは、アートとしての完成度がとても高いように感じます。レコードだけでこれほどの表現を可能にしてしまうVinyl Terror & Horrorのスタイルは、アートにおいて最も大切にしなければいけない、自由とオリジナリティを強く感じます。

Vinyl Terror & Horrorのウェブサイトをチェック

引用元:ELECTRONIC BEATS