タッチセンサでもっと身近に音楽を。『Touch Board』の驚くべき可能性

クリエイティブに電子回路を描けるコンダクティブペンで有名なBare Conductiveチームが新たにKickstarterで資金調達に成功したプロダクトは、新たな楽器の可能性を秘めています。

その話題の新製品「Touch Board」は、Arduinoを搭載した「音が鳴る」タッチセンサボード。

air-drums

たとえばコンダクティブペンで描いた絵と配線すれば、絵に触れるだけで簡単に音を鳴らすことができてしまう大変クリエイティブなプロダクトなのです。
どのようなものなのか、まずは動画を見てみましょう。

Touch Boardにバッテリーとスピーカーを繋いで、音源となるMP3データを保存したmicroSDを挿入し、本体の12ある電極に触れると音が鳴るという仕組み。

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コンダクティブペンに限らず金属やアルミホイルなど導電性のある様々なものをセンサとして電極に配線し、手を触れたり近づけたりすることで音をコントロールできるうえに、Arduinoを通してMIDIデバイスとの互換にも対応しているというからスゴイ。


 
ミュージシャンが実際にTouch Boardを使ってAbleton Liveでトラックをコントロールしてみた非常に興味深い動画です。テルミンを演奏するようにコンダクティブペンで描かれたサークルに手を近づけてMIDIコントロールしているのですが、その感覚的で斬新な操作性やレスポンシブの速さに驚きを隠せない様子。

Arduinoベースなので、プログラムを組むことができれば、アイデア次第で面白い音楽ガジェットをいくらでも簡単に自作できてしまうという素晴らしい可能性を秘めています。
基本的にプログラミング無しで簡単に音を鳴らすことができるとのことなので、取っ付き易く子供から大人まで楽しめそうですね。

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Kickstarterキャンペーンで目標額を大幅に上回る成功を収めたこのTouch Boardのリリースは、2014年3月以降の予定。現在、Bare Conductiveチームのオフィシャルサイトにて予約購入を受け付けているようで、その気になるお値段は、現在£55(日本円にして約9,300円)となかなかお手頃な価格のようです。

Bare ConductiveのTouch Boardページはこちら

以前の記事で取り上げた紙でDJアプリをコントロールできてしまうガジェットや話題のウェアラブルな音楽ガジェットなど、タッチセンサ技術を駆使した革新的な音楽ガジェットが次々と発表されています。特に手を近づけてMIDIをコントロールする近接センサの技術は、今後もっと浸透していくことでしょう。

Touch Boardを使って開発されたユニークな音楽ガジェットを、身近な生活の中で目にする日もそう遠くないかもしれません。

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