高品質な鍵盤でプレーヤー目線のシンセ『Sledge』。サンプラー機能などを搭載した新バージョンがリリース

イタリアの鍵盤メーカーStudiologicのアナログモデリング・シンセSledgeのニューバージョン『Sledge 2.0』がリリースされました。Sledge 2.0は、ドイツを代表する電子楽器ブランドのWaldorf社のモデリング技術を採用しており、直感的なサウンドメイクを楽しめます。鍵盤には、高品質なFatar製鍵盤が採用されており、プレーヤーの演奏をサポートしてくれます。

今回のバージョンのトピックは、内蔵メモリー(60MB)にサンプルをロードして、OSC1の波形として使用できるサンプルプレーヤー機能です。この機能によりオリジナルのサンプルをSledge 2.0にロードして、フィルターやエンベロープ、エフェクトなどのパラメータを調整して、サウンドメイクすることができます。サンプルや各設定は、専用エディターソフト「Spectre」を使用して、パソコンからUSB経由で本体に転送可能です。

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また、リバーブとディレイを同時に使用できるエフェクトのミックスモードの搭載により、スペイシーで空間的なサウンドを作り込むことができるようになりました。同時発音数も24ボイスに拡張され、プレーヤーの表現の幅も広がります。

より詳細なサウンドメイクが可能になりそうなSledge 2.0の価格は150,000円(税別)。尚、旧バージョンのSledgeは、ファームウェアをアップデートすることで、バージョン2.0にアップデートすることができるそうです。詳しくは、国内輸入代理店のDirigentのウェブサイトをご確認ください。

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製品概要

外寸:970 x 405 x 110 mm(W x D x H)
重量:8.3 kg
付属品:電源コード、日本語版マニュアル

メーカーサイトで詳細をチェック

画像出典:Dirigent