プロクオリティをモバイルできるRMEのオーディオ・インターフェイス『Babyface Pro』の発売が開始

ハイエンドなオーディオ・インターフェイスとして人気のRME。RMEのオーディオ・インターフェイスのなかで最も手頃なラインとして2011年に登場したBabyfaceは、RMEのスタジオクオリティをモバイルできる機種として注目を集めました。このBabyfaceを再定義して誕生した後継機種のBabyface Proが、7/29(水)から発売されます。

新たにデザインされたアナログ回路とデジタル回路を搭載したBabyface Proは、録音だけでなく、オーディオ鑑賞、ヘッドフォン・アンプとしても高いパフォーマンスを提供します。Babyfaceと同様に大きなエンコーダーを中心に配置し、すべての機能やコンフィグレーション・モードに素早くアクセスできます。
またBabyface Proはスタンドアロンでも使用可能で、入出力のルーティング等などをフロント・パネルからコントロールすることができます。

出典:YouTube

アナログ入出力

メイン入出力には、新たにモノラル2系統のXLRバランス入出力が装備されました。最新のAD/DAコンバータとRME独自のSteadyClockにより、とても低いレイテンシーを誇るBabyface Proには2基のマイク・プリアンプが搭載されていて、+48Vファンタム電源の供給も可能です。

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ヘッドフォン出力には、完全に独立したドライバー・ステージを持つ標準プラグとミニジャックの2系統の出力端子が搭載され、通常のインピーダンスを持つヘッドフォンだけでなく、ハイインピーダンスのヘッドフォンにも対応します。

rme-babyface-pro-2Babyface Proの3&4入力には、キーボードやシンセサイザー、ドラムマシンといったライン・レベルの楽器、またはエレキギターやベースのようなハイインピーダンスの楽器を、ダイレクトに接続することができます。

デジタル入出力

TOSLink形式のオプティカル入出力が各1系統ずつ搭載され、最大で192kHzまでのS/PDIFもしくはADAT(SMUX対応)フォーマットで利用できます。

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オプティカル端子にADATコンバーターを接続することにより、Babyface Proのアナログ入出力を拡張することも可能です。
例えば、RME OctaMic IIやOctaMic XTCのようなADAT対応マイク・プリアンプと組み合わせることで、下の図のような12チャンネルのアナログ録音が可能となり、その他にもADI-8QSやADI-8DS Mk IIIと組み合わせて、ライブやスタジオでのマルチトラック・アプリケーションとして使用することもできます。

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もちろんMIDI入出力も搭載されています。付属のブレークアウト・ケーブルで、MIDI機能を搭載した機器との接続が可能です。

DIGICheckとTotalMix FXも搭載

RMEのその他のオーディオ・インターフェイスと同様に、デジタル・オーディオ用メーター/アナライザー/測定ツールのDIGICheckと、ミキサー機能をコントロールするアプリTotalMix FXも搭載されていて、上位機種と同様のコントロール性を誇ります。

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Babyface Proは、コンパクトで音質に優れたオーディオ・インターフェイスをお探しの方や、すでにRME社製のオーディオ・インターフェイスを使用されている方でモバイル用途をお考えの方に特にオススメです。

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主な仕様

アナログ入出力

  • XLR 2ch 入出力/ヘッドホン出力 2ch/ライン・Inst入力 2ch

デジタル入出力

  • MIDI/ADAT オプティカル(1系統)/SPDIF オプティカル(1系統)/

その他

  • 電源:USBバスパワー(または外部電源を使用)
  • 寸法(WxHxD):108 x 35 x 181 mm
  • 重量:680g
  • ダイナミックレンジ:118dBA
  • 周波数特性(DA): 0Hz ~ 89kHz(@192kHz, -1dB)

動作環境

Windows

  • Windows XP SP2/Vista/7/8 以降(32bit/64bit)
  • USB端子
  • *Intel Core 2 Duoシリーズ以上のCPUを搭載したコンピュータが必要
  • *Atom, Celeron, PentiumシリーズおよびAMD製CPUは動作保証外

Mac

  • Mac OS X 10.6以降、Intel Mac
  • USB端子
  • *Intel Core 2 Duo シリーズ以上のCPUを搭載したコンピュータが必要

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