過激なサウンドでメッセージを伝える。電話番号からノイズやメロディーが生まれるいたずら電話デバイス

音楽とテクノロジーを融合したアートを手がけるロシア人アーティストのDmitry Morozovの作品「Prankophone」。Prankophoneは、シンセサイザーと電話とロジックモジュールをハイブリッド化した装置で、電話番号からメロディーが作られ、このメロディーを電話を受けた人に聞かせることもできます。

作者のDmitry Morozovは、次のように語っています。「今日では、電話で人の声以外の音を聞くことは避けられています。Prankphoneが生み出す音楽は、日常でのオペレーターの返答を待たなければならない状況を表しています。またPrankphoneが生み出すノイズは、音が変換される過程である種のエラーが起こっていることを表しています。
Prankphoneが生み出すサウンドは、電話回線に不具合が起こっているように聞こえるかもしれませんが、実際は個人的で特別なメッセージなのです。」

出典:Vimeo

電話を取って、こんなノイズが流れてきたらちょっと怖いですね。発想はお茶目ですが、方向性がストイックすぎる作品です(笑)。自分の電話番号で、どんなサウンドが生まるのか?気になるところですが、過激なノイズも生成されるPrankphoneならライブパフォーマンスのツールとしてもかなり使えそうです。

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引用元:Electronic Beats