音とCGのシンクロにより生み出される幻想的な世界。二人の映像アーティストにより作られたインスタレーション

モントリオールを拠点に活動するビジュアル・アーティストMatthew Biedermanとベルリンを拠点に活動する映像作家Pierce Warneckeがコラボして、ドイツのハレで開催されたアート・フェスティバル「.move On festival」のために制作されたアート作品「Perspection」。Perspectionは、錯視効果を利用したアナモルフィック映像と空間的な音響を融合したオーディオビジュアル・インスタレーションです。

ビジュアル用のソフトウェア「TouchDesigner」によって生成された映像は3つの画面に映し出され、MaxMSPで作られたサウンドとシンクして、人々を幻想の世界へと導きます。

出典:Vimeo

海外メディアCreative Applications Networkに、作者の一人Biedermanのコメントが紹介されています。「ここには数多くのアナモルフォシス・ピースがあります。重要なのはそれらが同時にただ一人のために機能しているということなのです。そして、ある種のトラフィック・ジャムを演出するのです。」

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Perspectionはラウドスピーカーからのサウンドとアニメーションの遠近を調整して、映像・サウンドと視聴位置が関連付けられており、見る位置により異なる映像を楽しむことができます。空間的なパズルとも言えるPerspectionは、クラブイベントやライブなどの演出にもハマりそうですね。

引用元:Creative Applications Network
画像出典:Creative Applications Network