プリンス主演の大ヒット映画「パープルレイン」がアフリカでリメイク

今年の4月に急逝したプリンスが32年前に主役を務めて大ヒットした映画「パープルレイン」。この映画と同名のサウンドトラックは、ミネアポリスサウンドといわれるジャンルを代表するアルバムです。このパープルレインが昨年、アフリカのニジェールでリメイク。

リメイク版に出演するサハラ砂漠の遊牧民トゥアレグ人がイスラム教ということで、ストーリーを変えざるを得ない部分はあったようですが、内容はオリジナルのパープルレインと大体同じ。タイトルのAkounak Tedalat Taha Tazoughaiは、日本語で言うと「赤が混じった青い雨」となるそうですが、これはトゥアレグ人の話すタマチェック語に「パープル」という言葉がないためだそうです。

出典:vimeo

2000年代前半にSun City GirlsのレーべルSublime Frequenciesがトゥアレグの音楽を紹介したことで、世界中から注目を集めました。リメイク版のパープルレインの監督を務めたChristopher Kirkleyは、トゥアレグの音楽にインスパイアされレーべルSahel Soundsの運営も行っており、このレーベルからは、映画の主役を務めたMdou Moctarのアルバムもリリースされています。

Sahel Soundsのvimeoチャンネルでは、その他にもトゥアレグの音楽に触れることができるので気になる方は是非チェックを。映画Akounak Tedalat Taha TazoughaiもSahel Soundsのvimeoでレンタル可能です。

引用元:npr