10分間の音楽制作にもトライしたMouse on Marsが、今度は21曲を21分間で作る荒行にチャレンジ

ヤン・ヴェルナーとアンディ・トーマによるドイツの電子音楽ユニットMouse on Mars。以前紹介した海外メディアFACT Magazineの人気企画「Against the Clock」の10分間の音楽制作にチャレンジした動画からsoundrope読者にも、その実験的な制作工程を知っている方も多いかもしれません。

Mouse on Marsは2014年10月に、彼らの21年間の音楽活動を祝うコンピレーションアルバム「21 Again」と、「WretchUp」、「Elastic Drums」の2つのiOSアプリをリリースしました。

そのMouse on Marsの、さらに過酷なチャレンジを捉えた動画「Mouse on Mars make a 21-track album live in 21 minutes」がFACT Magazineにより制作されました。この動画は21曲分の制作工程がすべて収録されたお腹一杯の内容です。

出典:YouTube

21曲を21分で作れるスキルとアイデアはうらやましい限りですね。このくらい自由に制作できたらさぞ楽しいんだろうなー。

動画を見てMouse on Marsが多用しているアプリが気になる方も多いのではないでしょうか?Mouse on Marsが多用しているアプリこそ、彼らがリリースしたiOSアプリの「WretchUp」と「Elastic Drums」です。

サウンドの加工に最適なエフェクトアプリ「WretchUp」

WretchUpは、フェードバックとフィルター機能を搭載したピッチシフターディレイで、動画のように声や外部からの楽器のサウンドを簡易的なコントロールで変化させるクリエイティブなエフェクトです。簡易的なコントロールでサウンドを幅広く変化させることができるので、基のサウンドから新たなサウンドを生み出すのに最適です。

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実用度の高いリズム系アプリ「Elastic Drums」

Elastic Drumsはドラムシンセと6トラックのステップシーケンサー機能を搭載したリズムマシーンアプリです。キック・スネア・ハット・クラップ・タムなどのドラムのサウンドに最適化されたドラムシンセはプリセットも充実していて、ドラム系のアプリの中ではかなり実用度が高いです。Elastic Drumsは動画でもかなり使用されていたので、そのクオリティはお分かりですね。

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Mouse on Marsのサウンドに近づきたいクリエイターは、WretchUpとElastic Drumsをゲットして紹介した動画でお勉強。動画には制作のヒントが満載です!