「エレクトリカルパレード作者」と「関西シンセシーン」のドキュメンタリー2本立て!シンセ映画イベントが開催

世界的な盛り上がりをみせるモジュラー・シーン。先日東京と京都で開催された「モジュラーフェスティバル」の会場のにぎわいから、日本でも確実に浸透していることが分かります。モジュラーフェスティバルの余韻が残る京都で、モジュラーマニア注目のイベント「メトロ大學 × シンセサイザー映画」が開催されます。

メトロ大学とは、京都のクラブ「Metro」が主催するカルチャースクールで、今回のイベントは「Life, Laughter & Loops」と「ナニワのシンセ界」のドキュメンタリーシンセ映画の2本立て×シンセ座談会という内容で行われます。

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「Life, Laughter & Loops」は、1960年代から電子音楽の先駆者の一人として活躍し、たくさんの愉快で可愛らしい音楽を生み出したフランス出身の電子音楽家・ジャン=ジャック・ペリーの生誕80周年を記念して制作されたドキュメンタリー映画です。ジャン=ジャック・ペリーは、電子ポップ音楽ユニット「ペリー&キングスレイ」としても活躍し、彼の作曲した「Baroque Hoedown」はディズニーランド「エレクトリカルパレード」のテーマ曲の原曲として使用されました。

出典:YouTube

そして「ナニワのシンセ界」は、新旧のシンセサイザーを駆使して、関西特有のディープな感覚で自由奔放な活動を繰り広げる関西のアーティストを描いたドキュメンタリー映画です。

出典:YouTube

上映後に開催されるシンセ座談会では、「ナニワのシンセ界」の大須賀淳監督、そして「Life, Laughter & Loops」の日本語字幕を担当しアーティストとしても活動するCraftwifeを招きシンセトークが行われ、その他の出演者によるモジュラーの実演もあります。シンセ映画2本にトークというマニア必見の内容で開催される「メトロ大學 × シンセサイザー映画」。音響設備の整った環境で上映されるモジュラーシンセのサウンドにどっぷりと浸れそうです。

なお今回のイベントで上映される「ナニワのシンセ界」はDVDでも販売されています。日本のディープなシンセカルチャーに触れてみたい方は、こちらもチェックしてみてください。

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メトロ大學 × シンセサイザー映画

日時:2015年6月1日(月曜日)18:30会場 19:00上映開始
場所:京都 METRO
料金:当日¥1,500 学生¥1,000(要:学生証提示)

映画上映:
『Life, Laughter & Loops』(2004年 イギリス 74分)
『ナニワのシンセ界』(2014年 日本 78分)

シンセ座談会「モジュラー実演&シンセサイザートーク」:
大須賀監督、サワサキヨシヒロ、西田彩ゾンビ、Unyo303、Craftwife