Banksyの正体はMASSIVE ATTACKのメンバーROBERT DEL NAJA?

ロンドンを拠点に活動するグラフィティーアーティストBanksy。ステンシルを使って街中に描かれる彼の反社会的な作品は、常に注目を集め、カリスマ的な人気を誇ります。Banksyについては詳細が一切不明で、一体誰がBanksyなのかと世界中で議論が持ち上がっています。

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多くの議論が交わされるなか、ジャーナリストのCraig Williamsは「Banksyは、Massive AttackのメンバーRobert Del Najaによって率いられた集団なのではないか」という説を提唱し、注目を集めています。

Del Najaは1980年代にグラフティアーティストとして活動しており、Banksyとはかなり親しい友人であることも認めています。しかしCraig Williamsは、2人はもっと親密な関係、つまり同じ家に住んでいるなのではないかと予想しています。

その根拠として、Banksyの作品がMassive Attackがツアーを行ったエリア付近に現れるからだとしています。Massive Attackが2003年の3月にメルボルンでツアーを行うと、バンクシーの作品が4月に現れました。2006年に行われたBanksyの展示は、Massive Attackがハリウッドで演奏を行った次の週に開催されています。

2008年に14の作品がニューオリンズに現れた時には、Del Najaはニューオリンズを題材にしたドキュメンタリー「Trouble the Water」のためのサウンドトラックを共作しています。2010年にMassive Attackは北米ツアーを行い、サンフランシスコ、ニューオリンズ、トロントで演奏を行いましたが、その後にBanksyの作品が見つかっています。Banksyは昨年出版された「3D and the Art of Massive Attack book」の序文も書いています。

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Craig Williamsは、Banksyについて次のように語っています。

「Banksyは一人ではなく、グループで作品を書いているのかもしれません。10年以上も世界中に作品を描ける恵まれた人間はそう多くないことを考えると、自然な発想です。2010年ころからこういう噂がありました。北米にある作品は確かに彼の作品だが、彼が書いているのではなくて、Massive Attackのツアーに同行したストリートのチームが書いているのではないかと。多分、Banksyが一人の人間だというのは見当外れで、Massive Attackの周辺にいるアーティストがMassive Attackに同行して、暇な時に書いているのではないでしょうか。また、おそらくチームのリーダーはDel Najaではないかと思っています。」

Massive Attackは9月3日にブリストルでライブを行いました。もし彼の説が正しいのであれば、きっとBanksyの作品が現れるはずです。果たして結果はいかに?

引用元:Mixmag
画像出典:Banksyウェブサイト