ダンボールで作られたレコードとエンドレスに回り続けるターンテーブルが生み出す実験的なノイズ・サウンド

ロンドンのビジュアル・アーティストHaroon Mirzaが、イギリスのレーベルPoly Kicksから、ロックド・グルーヴ・レコードをリリース。
通常のレコードは溝に沿ってカートリッジが進み、溝が終わるとトラックの再生が終了しますが、ロックド・グルーヴは、ある一定範囲をループ再生させることで、エンドレスにトラックを再生させることができます。

Haroon Mirzaは、バトルDJがレコードにマーキングするように、12インチサイズのダンボールに直接テープを貼り付けて、ターンテーブルにセット。あとはレコードを聴くようにカートリッジを置いて再生させると、好き者にはたまらない、ノイジーなサウンドが生まれます。こちらの動画では、ロックド・グルーヴ・レコードの制作工程が収録されています。

出典:YouTube

レコード再生後のセンターレーベル付近を回り続けるカートリッジが拾うサウンドを聴いていると、サーフェイスノイズやパチプチノイズなどが相まって、いい感じのクリック系ビーツが生まれることがありますが、そのような効果を人為的に作り出しているのが、動画の手法ですね。やっぱりノイズは心地良い。

引用元:The Vinyl Factory