雑貨じゃないよ。楽器だよ。オープンソースハードウェアを搭載したドラムマシンが奏でるぽこぽこパーカッション。

雑貨屋さん的な見た目で、まったく楽器には見えないこの不思議な装置は、Lorenzo Braviにより製作された、物理的なドラムマシンです。このドラムマシンは、磁石の作動装置を搭載した複数のボックスと、これを作動させる信号を送る大きなボックス、そしてiPadでシーケンサーをコントロールし演奏します。

すべての木箱が接続されたメインユニットには、オープンソースハードウェアのArduinoが搭載されていて、iPadから受信した信号をMIDI信号に変換して各ボックスへ送ります。各ボックスには磁石を使用した作動装置が搭載されていて、この装置に信号を流して磁石を動かし、振動板を上下に振動させます。これにより振動板の上に置かれた画びょうやカップなどが動くことで、パーカッションとしてグルーヴィなリズムを奏でます。

出典:vimeo

出典:vimeo

出典:vimeo

すごいですねー
小石のような粒の不規則な動きにより、人間的なグルーヴが創りだされるので、同じパターンでも飽きずに聴けます。このプロジェクトにおいて重要なことは、この楽器が子供達とのワークショップのために製作されたと言うことです。最先端テクノロジーの機能だけではなく、どのように活用できるのかを伝えることで、子供の興味をさらに広げるこのワークショップは、とっても素敵ですね。