MoogビンテージシンセのクローンBEHRINGER「Model D」の海外販売が開始。その生産台数が2万5千台と大人気

Moogのビンテージ・シンセサイザーMinimoog Model Dのクローンとして、リリース前から話題を集めていたBehringerの「Model D」が、海外でリリースされました。

誰もが憧れた伝説的なシンセを、ユーロラック・モジュラーと同様のコンパクトなサイズに収めたModel Dの販売価格は、300ドル(およそ¥33,000)。昨年一時的に復活した本家Minimoog Model Dの定価が、およそ50万円だったことを考えると、その価格がいかに驚異的かが分かります。

BehringerのCEO、Uli BehringerはModel Dの販売台数について、すでに1万台を生産し、さらに1万5千台もの注文があると語っており、注目度の高さだけではなく、実際の販売台数も相当数にのぼるようです。

価格はもちろん、ルックス・サイズともに好印象を受けるModel Dですが、やっぱり気になるのは、そのサウンド・クオリティですよね。早速、海外YouTubeチャンネルなどで、Model Dのパフォーマンス動画が公開されています。ここでは、アナライザーによる表示で、パラメータの効果などがわかりやすく紹介されている、loopop制作の動画を紹介しますので、参考にどうぞ。

いかがですか。そのクオリティに驚かれた方も多いのではないでしょうか?Behringer製品のクオリティが低かったのは過去のこと。今や、そのクオリティは高く、過去の悪いイメージは払拭されつつあります。Model Dもまた、Behringerのイメージを向上させるプロダクトとなりそうです。

Model Dの国内販売についてのアナウンスは行われていませんが、国内でも今年最も注目を集めるシンセの一台となりそうです。