Beatportもサービスを開始!ストリーミングが切り開くDJのニュースタンダード

レコード、カセットテープ、CD、デジタルファイルと、テクノロジーの進化と共に音楽の収録メディアは変化してきました。そして海外では新たなスタンダードとしてストリーミングによる音楽配信サービスのSpotifyやDeezerなどがシェアを伸ばしています。

ストリーミングによる音楽配信サービスは、ダウンロードとは異なりサーバーにストックされた曲をストリーミングで再生します。一般的には定額制のサービスですが、無料で利用できるサービスも多く存在し、その人気はiTunesの音楽の売り上げを減少させる程の勢いです。そして世界最大のダンスミュージックの配信サービスとして最も多くのDJに利用されているBeatportが無料ストリーミングサービスの招待制による非公開ベータ版の運用を開始しました。

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Beatportのストリーミングサービスとは?

Beatportのストリーミングサービスのページには、アーティストの特集、チャート、プレイリスト、お気に入りなどのメニューが存在し、比較的シンプルな作りとなっています。ユーザーはダンスミュージックに特化した曲やミックス、動画などを無料で利用でき、曲もすぐにストリーミングされ、Beatportのプレーヤーで聴くことができます。

そして気に入った曲は、BeatportのストリーミングサービスからBeatport Proへアクセスして購入可能。要するにBeatportのストリーミングサービスは、購入を促すためのプロモーションの場となる訳です。

ストリーミングとの連携で豊富すぎる曲をDJプレイ!

音楽配信ストリーミングサービスの最大手「Spotify」は、Spotifyに登録されている2000万以上の曲を聴くことができ、その有料ユーザー数は1000万人以上です。この無限にも思えてしまう程の曲数を誇るSpotifyと連携したDJアプリが存在します。そんな便利なDJアプリが「Djay 2」です。Djay 2は、Spotify上の曲にアクセスして、いつでもお好みの曲をプレイできます。

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出典:algoriddim

Spotifyの有料アカウントユーザーは2000万以上の曲からプレイできるので、自分で購入して曲を集めていくのに比べて、より多くの好みの曲に出会うチャンスも増え、これによりプレイの幅も広がります。

Beatportのストリーミングサービスはベータ版なので、これに対応しているDJソフトやアプリはありませんが、SpotifyとDjay 2のように連携を図るソフトが出てくることも考えられます。

そうなるとSpotifyに比べてよりDJが使える曲を揃えるBeatportの曲を使えるようになる訳で、常に最新でクールな曲でDJプレイが楽しめますね。現在のストリーミングサービスの人気から十分にあり得るかも。今後の動向に注目です。

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