音楽ストリーミングサービスはSpotifyが人気。Apple Musicの巻き返しなるか?

先日発表された音楽のストリーミングサービスに関するデータによると、Apple Musicの毎月の離脱率(会員を辞めてしまう人の割合)が6.4%、Spotifyは2.2%と、Apple Musicが苦戦を強いられていることがわかります。このニュースは、Apple MusicがSpotifyよりも多くのユーザーを抱えるストリーミングサービスになると予想していた人にとって、ショッキングなことかもしれません。

しかし現在のそれぞれのユーザー数を見てみると、Spotifyはおよそ3000万人、Apple Musicはその半分のおよそ1500万人で、さらに離脱率も高いとなればApple MusicがSpotifyの牙城を崩すのは難しいかもしれません。とはいえ、どちらのサービスも毎月100万人以上の新たなユーザーを獲得していることから、ストリーミングサービス自体は完全に次のフェーズに移行しているといえます。

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このような状況のなか、Apple Musicは他のストリーミングサービスに勝利するための戦略として、アーティストの囲い込みにも力を入れています。この離脱率のデータを鑑みるに、新たなユーザーを得るためには機能しているのかもしれませんが、獲得したユーザーをキープするまでには至っていないようです。

高音質を売りにするストリーミングサービスTidalの買収報道も流れているApple Musicですが、この買収が実現することで、ストリーミング市場を支配できる可能性はあるかもしれません。どのストリーミングサービスが勝利するにせよ、音楽ビジネスが大きな変化の中にあることを痛感するできごとです。

引用元:Digital Music News
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